新たな「人事制度」導入へ

西部ガス本社(福岡市)

 西部ガス(福岡市)は11月14日、新たな人事制度を導入すると発表した。年功序列型から個人の役割や業務成果に応じて評価する役割等級制度に変更する。早ければ20代で課長に昇格でき、年収1000万円を超えることも可能になるという。社員のモチベーションを高め、生産性向上を目指す。労働組合と合意すれば2026年度から導入する。人事制度の改定は15年以来となる。
 現在の人事制度は職能資格制度で、係長以下が8段階に分かれている。新制度では4段階に集約したうえで、昇格スピードを早める。同社では課長以上を管理職と定めており、これまで管理職への昇格は40歳前後だった。課長に昇格すると年収は賞与込みで1000万円超になるという。27年度以降、熊本、長崎、佐世保のグループ会社にも導入する。