「安川電機みらい館」累計20万人達成
2025年06月17日
安川電機

産業用ロボット大手の安川電機(北九州市)が創業100周年を記念して2015年に開館した「安川電機みらい館」が今年6月、累計来場者数20万人を達成した。この日訪問した直方西小の5年生約20人と関係者で、産業用ロボットを使ったくす玉割りなどを行う記念式典を開いた。
同社の小笠原浩会長は「来館を通じて少しだけでいいので勉強を好きになってほしい」と話し、「この施設は算数や理科を好きになってくれるように造った。一生懸命見てほしい」と力を込めた。児童らは、今年5月に新たな展示として加わったAIを搭載したロボット「MOTOMAN NEXT」を使ったブロックゲームなどを楽しんだ。
同館は、最新技術やものづくりの魅力を伝えようと本社敷地内に建設されたもので、次世代の理系人材の育成も目的の一つとしている。最近では、同館を子どものころに訪れたことがきっかけで同社への入社を志望する学生も現れているという。