熊本県に「半導体関連工場」建設

安井卓・リックス社長(左)と吉井誠・⻄原村村⻑(右)

 機械商社のリックス(福岡市)は4月25日、熊本県西原村に半導体関連の修理工場を建設することで同村と立地協定を締結したと発表した。半導体の製造工程に使われるポンプや電源装置など周辺機器の修理を担うほか、倉庫機能も備える予定。2026年10月に工場を稼働し、27年度中のサービス開始を目指す。新規雇用は10〜15人の予定。
 新工場は「烏子(とりこ)地区新工業団地(仮称)」に建設し、敷地面積は約6500平方メートル。土地の取得額は約9700万円。同工業団地は、既存の烏子工業団地の東側。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場や工業団地「セミコンテクノパーク」までは車で約20分の場所で、同村が約8万1000平方メートルの用地を造成している。