GW期間中「利用実績」0.6%減
2025年05月08日
JR九州

JR九州(福岡市)は5月7日、ゴールデンウイーク(GW)期間中(4月25日〜5月6日)の利用実績を発表した。九州新幹線、西九州新幹線、在来線特急(長崎線、日豊線)の主要区間の利用者数は前年比0.6%減の76万5000人で、コロナ禍前の2018年比では9割程度にとどまった。長い休暇を取りにくい曜日並びが影響したとみられる。
九州新幹線(博多—熊本間)の利用者は前年比0.6%増の38万人。西九州新幹線(武雄温泉—長崎間)は同1.4%増の9万6000人だった。在来線特急の長崎線(鳥栖—江北間)は同1.6%減の23万7000人、日豊線(小倉—行橋間)は同2.0%減の14万8000人。インバウンド(訪日外国人客)の利用が堅調で、観光列車は前年並みだったという。一方、JR西日本(大阪市)が発表した山陽新幹線(新山口—小倉)の利用者数は前年比約2%増の78万人だった。
主要航空会社のGW期間中(4月26日〜5月6日)の利用実績によると、福岡空港発着の便では日本航空(JAL)が前年比2.7%増の14万5492人で搭乗率は73.0%、全日本空輸(ANA)は同4.1%増の20万3749人で、搭乗率は73.7%だった。
福岡北九州高速道路公社(福岡市)によると、福岡都市高速道路のGW期間中(4月25日〜5月6日)の1日平均の交通量は前年比約3600台増の約18万7800台だった。北九州都市高速道路は同約500台増の約8万1100台。比較的天気が良かったことが要因という。