「国際定期便」来春再開を検討

スターフライヤーが拠点とする北九州空港

 スターフライヤー(北九州市)の町田修社長は4月30日、運休中の国際定期便について、再開に向けた検討を始めたことを明らかにした。社内に検討チームを立ち上げており、早ければ来春にも再開したい考えを示した。目的地としては台北、ソウル、香港を候補に挙げた。同社は、北九州、中部(名古屋)と台北を結ぶ2路線を運航していたが、コロナ禍で2020年3月から運休している。
 同社の2025年3月期決算(単体)は、売上高が前期比7.2%増の429億円と過去最高だった。最終利益は同2.1倍の19億円で、3期連続の黒字となった。有償旅客数は約159万2000人で、コロナ禍前の19年3月期(165万人)とほぼ同水準。座席利用率は全路線の平均で79.6%と、11年の上場以来、最高だった。26年3月期の業績予想は、売上高が5.8%増の454億円、最終利益は8.5%減の17億円を見込む。