フィルム型太陽電池の実証実験

防草シートに取り付けられたフィルム型ペロブスカイト太陽電池(沖縄県宮古島市)

 沖縄電力(沖縄県浦添市)など4社は4月16日、次世代太陽電池として注目されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を宮古島市で始めたと発表した。同太陽電池は薄くて柔軟性があり、軽いのが特徴。従来のシリコン型太陽電池では難しかった場所にも設置できるため、今後の普及が期待されている。
 沖電のほか、積水化学工業(大阪市)、積水ソーラーフィルム(同市)、ユニチカ(同市)が参加。積水化学製のフィルム型ペロブスカイト太陽電池をユニチカ製の防草シート上に約10平方メートル取り付けた。天候への耐性や出力、防草シートへの接着方法などを確認し、性能改善に生かす。実証期間は3月18日から1年間。台風や塩害などへの評価も必要なことから、沖縄県内で初となる実証実験を開始した。