北九州「折尾駅」南側にビル4棟

JR折尾駅(同市八幡西区)南側開発のイメージ

 北九州市とJR九州(福岡市)、不動産開発の高松産業(福岡県水巻町)、東宝住宅(北九州市)は4月9日、JR折尾駅(同市八幡西区)南側のまちづくりで連携協定を締結した。同駅周辺の大規模再開発の一環で、約7ヘクタールの民間開発が本格化する。3社が90億円を投じてマンションやホテルなどビル4棟を建設し、市がバスターミナルやイベント広場を整備する。2028年度の事業完了を目指す。
 JR九州は、同社が展開する分譲マンション「MJR」と賃貸マンション「RJR」を1棟ずつ建設する。規模や戸数は検討中。同社は21年に折尾駅の新駅舎を開業し、23年には高架下に商業施設「えきマチ1丁目折尾」を整備した。高松産業はシェアオフィスが入る賃貸マンション(40戸)、東宝住宅はホテルが入る分譲マンション(50戸)を建設する。折尾駅は鹿児島本線や福北ゆたか線、若松線が交わる鉄道の結節点。1日の乗降客数はJR九州管内7番目の2万8000人。北九州学術研究都市の玄関口に位置し、周辺には大学が集積している。