石垣島の「リゾートホテル」再生
2025年05月01日
琉球キャピタル
沖縄県の企業が共同出資したファンドを運営する琉球キャピタル(那覇市)は4月24日、石垣市のリゾートホテルを取得したと発表した。改修工事を実施し、ネストホテルジャパン(東京)の最高級ブランド「THE NEST 石垣」として2026年冬に再オープンする。
ホテルは新石垣空港から車で約10分の場所に立地。地上4階、地下1階建てで、敷地面積は約1万9600平方メートル。客室数は50室で、全部屋から宮良湾が一望できる。1993年に開業した「軽井沢倶楽部ホテル石垣島」が前身で、12年からかりゆしグループが運営していたが、昨年11月から休業。現在はエグゼス石垣の名称で運営中だが、改修工事のため26年から休業する予定。ファンドの出資に琉球銀行の融資などを加えて立ち上げた特定目的会社(SPC)がホテルを買収した。取得・改修費は約50億円。ネストホテルは国内で23カ所のホテルを手掛けているが、今回が初のリゾートホテルになるという。
