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本誌記事 TOPINTERVIEW
2023年09月号
上村 英輔 上村建設 社長「社員の能力を最大化して成長を加速。全社一丸で〝人と地域の幸せ〟に貢献する」
父親で前社長の上村秀敏氏(故人)との突然の別れをきっかけに、創業家として経営の重責のバトンを受け取った上村英輔社長は、第1次、第2次の中期経営プランの実行と策定を通じ、事業ビジョンの見える化と社員の能力強化によるグループ一体となった付加価値の創造に努めている。また「2024年問題」など、建設業界全体が抱える課題解決にも挑みながら、人と地域社会の幸せに貢献することを目指す。 聞き手/本誌社長 山口 亮太郎…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2023年09月号
〈沖縄観光〉「肌感覚と違う」目標値が関係者に戸惑い
県が7月上旬に発表した、今年度の沖縄観光の目標値に対する評価が芳しくない。観光収入は前年度比10・8%増の7908億円。この数字は、入域観光客数が1000万人を超えた2018年度と比べても7・7%増とやや強気にも思える。他方、1人当たりの観光消費額は9万3806円で前年度比11・0%減だが、土産品の購入や高単価なリゾートホテルへの宿泊が増える原因となった全国旅行支援の地域クーポンが終了する影響を織り込んだことが主な要因。…
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本誌記事 春夏秋冬
2023年09月号
「心はいつも花の真盛り」
坂本龍馬が土佐藩を脱藩したのは1862(文久2)年春のこと。その1カ月後の5月22日、同じ土佐の高岡郡佐川村(現在の高知県佐川市)に、裕福な酒造業「岸屋」の一人息子として生まれたのが牧野富太郎。今年4月スタートのNHK朝ドラ『らんまん』の主人公、槙野万太郎のモデルである。この年は、あの寺田屋事件や生麦事件などが起き、維新前夜の激動の時期でもあった。富太郎は3歳で父、5歳で母、6歳で祖父を次々に喪(うしな)い、…
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本誌記事 グラフ
2023年09月号
Kyushu PHOTOGRAPH「大分県佐伯市」
米水津(よのうづ)と蒲江(かまえ)を結ぶ、標高282.5メートルの瀬平山にある。沖合には黒潮が通る眺めの良い景勝地。時代はさかのぼること1771(明和9)年、大しけのため黒島沖で遭難。ここに地蔵尊を祀(まつ)ることになったことで、お地蔵さまを「空の地蔵さん」と呼ぶようになった由縁の地である。霧状のモヤが立ちこもり晩夏に、神秘的な景色が目の前に広がり、過去の災難を呼び起こさせる。 (大分県佐伯市蒲江大字畑野…
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
競争と協調で九州・沖縄に呼び込め!!MICE
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
【熊本】熊本城ホールとグランメッセが両輪/「TSMC進出」を追い風に国際コンベンション誘致へ
TSMC(台湾積体電路製造)の進出で注目を集める熊本では、アフターコロナを見据えた地域経済の起爆剤として国際コンベンション誘致に力を入れている。益城町に最大1万人規模のイベント開催が可能な「グランメッセ熊本」に加え、2019年には熊本市中心部に「熊本城ホール」が開業したことで、誘致の幅が広がった。 「水サミット」に3900人 初の大型国際会議で存在感 昨年4月、「第4回アジア・太平洋水サミット」が「熊本城ホ…
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
【佐賀】可能性広げるSAGAアリーナ開業/「福岡市への近さ」がメリットにもデメリットにも働く
全国有数のMICEシティの福岡市が隣接し、ハードも不足していたことから、佐賀県はこれまでMICEを誘致しづらい環境にあった。しかし5月13日、佐賀市に九州最大級の「SAGAアリーナ」が開業したことで、MICEの可能性が大きく広がった。すでにこれまでなかったような大規模学会が開催され、今後も予定が組み込まれている。 交通利便性の高さが強み 大規模学会が続々と決定 8400席を誇るSAGAアリーナの開業は佐賀県のMICEに対す…
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
【総論】アフターコロナでリアル開催増加へ/熊本、長崎、佐賀県の「MICE新施設」開業で切磋琢磨(せっさたくま)
国際会議や展示会などを指すMICEのあり方が変わり始めている。コロナ禍で開催件数は激減したが、オンラインやリアルとのハイブリッドなど新たな手法も浸透してきた。今後は、飲食や宿泊、観光を伴う経済効果の大きいリアル開催が主体になることで、九州・沖縄でも、海外需要の取り込みなど地の利を生かした誘致が求められている。 コロナ禍で国際会議大激減も ハイブリッド開催などが浸透 MICEとは、「企業などの会議(Meet…
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
【宮崎】総合力で存在感発揮するシーガイア/これまで2回開催された「G7閣僚会合」がレガシーに
宮崎県内で2回目となるG7関係閣僚会合が今年4月に開催された。会合場所は前回と同じくシーガイアコンベンションセンター。「いつかは宮崎でもサミットを」との構想で生まれた同施設では、これまで数多くの会合や学会が開催された。今では、県内のMICE施設といえば、まずはシーガイアが最初に名が挙がる。 レガシーは2度のG7会合 シーガイアの存在が大きく 宮崎県にとって23年ぶりとなるG7閣僚会合が4月、シーガイアコンベン…
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本誌記事 テーマリポート
2023年09月号
【TOPIC】地域資源生かしたユニークべニュー/アフターMICEで差別化や消費喚起
地域特性などを体感 参加者の満足度向上 近年、各国都市間での競争が激しくなっている国際会議や展示会などのMICEを誘致する上で「ユニークベニュー」の活用が重要となってきている。活用を通じ、誘致の際の差別化やレセプションなどに伴う観光消費が期待できるからだ。 ユニークベニューとは、お城や寺院などの歴史的建造物や文化財、美術館、博物館などの地域資源、公的スペースを使って会議やレセプションを開催し、参加…