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2024年06月20日
5月の「倒産」前年同月比6割増
東京商工リサーチ福岡支社が発表した九州・沖縄の5月の企業倒産(負債1000万円以上)は、前年同月比59.6%増の91件だった。7カ月連続で前年同月を上回り、2012年10月(101件)以来、11年7カ月ぶりの高水準となった。このうち、資材や燃料費の高騰など「物価高」に起因した倒産は13件で、前年同月の3件から大幅に増加。コロナ関連の政府支援の縮小や物価高などを背景に中小企業の倒産が増えている。 負債総額は前年同月比56.1…
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本誌記事 テーマリポート
2024年07月号
【ホテル】値上げとインバウンド増で急回復/人手不足を補う「マルチタスク」と「賃上げ」不可決に
ホテル・旅館はコロナ禍で最も影響を受けた業種の一つと言える。宿泊だけでなく、宴会、レストランの稼働が落ちたことで、業績は低迷し、人材も離れた。しかし、5類移行後に料金値上げをしたことと、円安効果もあってインバウンド需要が復調し、業績は急回復している。ただ、限られた人的資源でどのように運営するかが、各ホテルの課題となっている。 世界水泳後に回復を実感 福岡市中心部では競合増 九州経済調査協会の経…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
Two of Us/江藤 佳史 江藤酸素 社長 × 疋田 功道 鶴崎海陸運輸 社長
大分の将来を見つめ、次代を担う3代目経営者として二人が出会ったのは、今から4年前、コロナ禍真っただ中の2020年のこと。大分経済同友会の特別委員会に呼ばれたときに、同世代でもあり、会社や家庭の共通項も多かったことから意気投合した。若者をいかにして大分にとどめ、産業の発展に寄与してもらうかという課題に真摯(しんし)に取り組んできた二人が、今後の互いの事業を通して、自らの子どもたちの将来まで見据えた協力…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
KAIL/九州・アジア経営塾塾長 橋田紘一氏/九州電力 監査等委員会室 課長 山西世剛氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋琢磨(せっさたくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へきじゅ…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2024年07月号
SPIRITS/リプライオリティ(福岡市)・中山 伸之 氏
売れるコールセンターで通販会社の売り上げUP↑ ■貴社では“売ってくるコールセンター”を標ぼうされていますが、通常のコールセンターとの相違点はどこですか? 一般にイメージされるコールセンターの業務は、例えばテレビの通信販売を見た視聴者からの注文や問い合わせ、クレーム対応を行うといったものだと思います。私どもでは、通販である商品を一度買ったことがあるが継続して買っていない休眠客や、期間限定の商品を買っ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
DATAでみる九州「宿泊稼働指数」
今年4月の宿泊稼働指数は前年比マイナス 鹿児島、熊本、長崎で大幅なマイナス幅に 九州経済調査協会は、今年4月の宿泊稼働指数に関する調査結果を発表した。全国の宿泊稼働指数は53・5(前月57・5)となり、3カ月ぶりに前月差マイナスとなった(図表1参照)。 前年差はマイナス8・0ポイントで7カ月連続のマイナス。前月同様、新型コロナ収束後で旅行需要が急拡大した前年の反動減が続いている。 同調査を12の地域ブロック…
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本誌記事 特集・福岡都市圏
2024年07月号
【アキラホールディングス】創業以来魚食普及を具現化する事業に挑戦
福岡の台所「福岡市中央卸売市場」で仲卸取扱量トップを誇るアキラ水産(福岡市、上田浩祐社長)を中心に、「お客さま志向の経営姿勢で未来の食文化の構築に力を注ぐ」という経営理念を体現し続けているアキラホールディングス(HD、同、安部泰宏代表取締役CEO)。これまでに培った経験を踏まえて、各企業が海産物のエキスパート集団として事業を展開することで、グループの総合力は着実に高まっている。 多く寄せられる声反映…
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本誌記事 エリアリポート
2024年07月号
【長崎】高止まりするオフィスの空室率/新たなビルへの移転増えて「既存ビルの空き」埋まらず
長崎市ではJR長崎駅を中心に再開発が進む中、2022年から新たな大型オフィスビルの供給や計画が相次いだ。ただ、企業が長崎に進出して新たなオフィスを開設するというより、すでに市内で立地している事業所の移転や拠点集約が中心であるため、市内の空室面積、空室率は高止まりしている。そうした背景もあってか、来年以降の新たな大型オフィスビルの開発計画は見受けられない。 22年から相次ぐ新ビル 既存ビルから移転多く …
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本誌記事 特集・福岡都市圏
2024年07月号
【糟屋エリア】2024年問題背景に物流施設が続々と開設/福岡市の「人口集中」余波を受けて郊外の人口増も
福岡市郊外の糟屋エリアでは、博多港や福岡空港への良好なアクセス性から九州自動車道の福岡インターチェンジ(IC)を中心に物流施設の開設が相次ぐ。福岡市の人口増の余波を受け、一部郊外では人口増も進む。 福岡IC付近に続々建設 地場以外の参入も目立つ 九州自動車道の福岡ICを中心に物流施設の建設が相次ぐ。今年8月、粕屋町に完成する予定の「ロジポート福岡粕屋」は、敷地面積約8万1663平方メートル、3階建てで延べ…
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本誌記事 エリアリポート
2024年07月号
【熊本】南阿蘇村で進む地下水保全活動/TSMC熊本進出で改めて「水利用」に関心高まる
南阿蘇村は今年3月、水田にためる雨水の量を増やす「雨水湛水(たんすい)事業」を開始した。背景には、都市化に伴う水田減少やTSMC(台湾積体電路製造)熊本進出などで、県民にとって必要不可欠な地下水量が減少する危機感がある。また、村は、水源涵養(かんよう)機能を持つ草原を維持する野焼きも支援している。他にも民間企業による地下水涵養などの取り組みも見られる。 地下水量減少の危機感 TSMCにも涵養義務 熊本…