九州FG向け「再エネ電力」供給
2025年07月07日
KSエナジー

九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の肥後銀行(熊本市)子会社で、再生可能エネルギーの発電・供給を手掛けるKSエナジー(同市)は7月1日、九州FGグループ向けに電力を供給する「オフサイトPPA」に取り組むと発表した。11月から電力供給を開始する予定。同社は、肥後銀が100%出資して昨年1月に設立した銀行業高度化等会社。金融業の枠を超えた事業会社で、電力の地産地消で地域の脱炭素化を図る。
九州内の8カ所に太陽光発電所を設置し、九州FG傘下の肥後銀や鹿児島銀行(鹿児島市)に電力を供給する。出力は計2818キロワット。年間発電量は約320万キロワット時で、九州FGグループの2024年度の電力使用量(約2190万キロワット時)の13.7%に当たる。年間約1200トンの二酸化炭素(CO2)削減を見込む。九州FGは脱炭素化社会の実現に向け、30年度にカーボンニュートラル達成を宣言している。