TSMC南側に「新工業団地」
2025年06月24日
熊本県菊陽町

熊本県菊陽町は6月19日、町内に立地するTSMC(台湾積体電路製造)熊本第1工場の南側に新工業団地を整備するため、事業区域の地権者向け説明会を開いた。農地など約24.2ヘクタールを転用し、2031年度の分譲を目指す。第1工場の東側では第2工場の建設が決まっており、さらなる半導体産業の集積につなげたい考え。
事業区域は、第1工場南側の県道・大津植木線を挟んだ農地など。半導体の製造や物流を支える企業を誘致し、雇用創出や税収増加につなげる。説明会は非公開で開かれ、反対意見はなかったという。約50人の地権者から同意が得られれば、土地の売買契約を結び、28年度にも造成工事を始める予定。土地開発を円滑に進めるため、今年8月に土地開発公社を設立する計画。