ベトナムで6千戸の「分譲マンション」開発
2025年05月07日
西日本鉄道

西日本鉄道(福岡市)は、ベトナムで約6000戸の分譲マンションの開発に着手すると発表した。同社は海外不動産事業を展開し、ベトナムでは八つのプロジェクトに参画。今回、現地デベロッパーなどと共同で進めている戸建て住宅3000戸の開発計画を2000戸にとどめ、新たに計約6000戸の分譲マンション開発に変更する。住宅供給を拡大することで、定住人口の増加と活性化を目指す。
ベトナム南部のロンアン省の「WATERPOINTプロジェクト」で、敷地面積は約165ヘクタール。総事業費は約2034億円。18階建て分譲マンションを含む2棟は今年7月に着工し、来年の竣工を予定。すでに商業・文化施設などは開業しており、西鉄が運行ノウハウを指導し、ホーチミン市中心部と結ぶバスも運行している。経済発展が続くベトナムで、日系企業による南部最大級の複合型まちづくりを加速する。西鉄は収益拡大に向け、ベトナムのほか、インドネシア、米国、タイ、フィリピンで不動産事業を展開している。