国際航空路線網が高水準へ

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第266回)

 『人民日報』2025年5月6日付13面に「中国、35カ国への便数が2019年の水準を上回る(我国至35个国家航班量超2019年水平)」という記事が掲載されました。これによれば、2025年第1四半期は国際航空路線網の拡大が続き、中国から日本、イギリス、イタリアなど35カ国への便数および旅客数がすでに2019年(コロナ禍前)の水準を超えたとのことです。一帯一路共同国との間の航空便も高い割合を示していると述べられています。
 中国経済は不調が報道されていますが、他国との結びつきは非常に強いようです。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。