学生の「UIターン就職」で連携
2025年05月16日
北九州市とアルムノート

北九州市は5月14日、東大発スタートアップのアルムノート(東京)と市内企業の人手不足解消と地域活性化に向けた包括連携協定を結んだ。同社が持つ大学の同窓会名簿を活用し、学生のUIターン就職を促進するのが狙い。連携を通じ、若者の挑戦と成長を後押しする共創モデルの確立を目指す。
アルムノートは2020年設立。大学の部活動やサークルなどの活動資金の寄付を募るオンラインイベントを開催し、独自の同窓会名簿は105大学、80万人に上る。今回の連携により、地元企業の情報発信や交流イベントなどを開催する。同社が自治体と協定を結ぶのは初めてという。北九州市は60年ぶりに転入超過を達成したが、若者の流出は続いており、企業の未来を支える人材確保に取り組むとしている。