不動産開発大手の森トラスト（東京、伊達美和子社長）は5月24日、長崎市南山手の歴史的建造物を改築し、IHGホテルズ＆リゾーツが展開する高級ホテルブランド「ホテルインディゴ」として2024年冬ごろの開業を目指すと発表した。ホテルインディゴは西日本初進出で、IHG側と契約を結ぶ。
　名称は「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」＝写真右はイメージ。長崎港を望める高台にある赤レンガ造りの洋館（地上3階・地下1階）で、客室数は約70室。レストランやフィットネスジムなども設ける予定。洋館は国が選定する重要伝統的建造物群保存地区の一角にあり、1898年にイエズス会修道院の拠点として建築された。重要文化財の旧グラバー邸や国宝の大浦天主堂が徒歩圏内という好立地。森トラストが九州でホテルを手がけるのは初めてで、同社の子会社が運営する。