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2023.5.26

「プロ投資家向け市場」2024年度にも開設へ/福岡証券取引所

福岡証券取引所(福岡市、長宣也理事長)は5月25日、機関投資家などプロ向けの市場「福証プロマーケット(仮称)」の開設に向け準備を始めると発表した。2024年度後半の運用開始を目指す。東京証券取引所の「東証プロマーケット」に続き国内2カ所目のプロ向け市場となる見通しで、国際金融都市構想を推進する福岡市の取引所として機能強化を図る。
 福証の新市場は2000年5月の新興企業向け「Qボード」以来となる。プロ向け市場とQボード、本則市場を合わせ3市場体制となる。プロ向け市場は上場のハードルが低いのが特徴で、東証では一定の情報開示や企業統治体制の整備を求める一方、流通する株式比率や利益などの基準はない。福証の22年度の株式の売買代金は前年度比14.5%減の約110億3000万円で、ピーク(1994年度)の約7000億円を大きく下回っている。新市場開設で売買高の改善も目指す。

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