2010年9月号94ページに掲載
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14本部制に組織改正

 九州電力は関係する部門で社内での連携を強化し、企業としての総合力をより大きく発揮していくため、これまでの8本部制を改め、既存の6本部と新設した8本部による14本部制に組織を改正した。新体制の概要と各本部長の略歴を紹介する。(※記事中の年齢は2010年8月末時点)

既存6本部、新設
8本部の新体制

 九州電力は7月1日付けで、本店の組織体制をこれまでの8本部(本部内の部19部)と本部に属さない12部から、14本部(本部内の部34部)と1室(社長室)に改正した。各本部の本部長には常務執行役員または上席執行役員が就任している。
 新体制は、既存の原子力発電、火力発電、電力輸送、お客さま、立地、経営企画の6本部は残し、新たに国際事業、事業推進、業務、情報通信、技術、地域共生、人材活性化、経営管理の8本部を新設している。既存の6本部のうち火力発電本部は、これまでの火力部に加え、再生可能エネルギーなどを一元的に管理・開発する発電技術開発部との2部構成となった。本部長は瓜生道明・常務執行役員(61)。
 残る5本部は従来のままとなっている。原子力発電本部は原子力管理、原子力建設の2部体制で、本部長は諸岡雅俊・常務執行役員(64)が務める。工務部と系統運用部で構成する電力輸送本部の本部長は平野敏彦・常務執行役員(63)。お客さま本部は営業、法人営業、配電の3部構成で、本部長は前九電ビジネスソリューションズ社長で新任の鎮西正直・常務執行役員(61)。副本部長には新任の大島洋・上席執行役員(58)が就任した。
 立地本部は用地部と電源立地部の2部構成で、本部長は梶原正博・常務執行役員(62)。経営企画本部は企画担当、経営計画担当、組織・人材担当、エネルギー・設備担当の4担当体制で、本部長には新任の梨田一海・常務執行役員(61)が副本部長から昇格した。

新設された本部は
社内外の活動を網羅

 新設された本部をみていく。
 国際事業本部は、独立していた燃料部と旧事業開発本部内にあった海外事業部で構成。海外PP事業、燃料調達等の推進・管理といった海外でのエネルギー事業を強化する。本部長は津上賢治・常務執行役員(59)。
 事業推進本部は旧事業開発本部の事業開発部と旧情報通信本部の情報通信事業部によって構成、グループ企業の統括や、国内での新規事業の開発・支援などを行う。本部長は荒牧智之・上席執行役員(57)で、荒牧氏は同じく新設された人材活性化本部長および社長室に関する事項を兼務する。人材活性化本部は人材開発、労務福祉、安全推進の3部体制で、採用から育成、人事制度に至る一貫した人材マネジメントや、ワークライフバランスの充実に向けた取り組み、安全品質の向上といった活動を行う。
 業務本部はこれまでそれぞれ独立していた業務、経理、資材の3部によって構成、松井茂・上席執行役員(58)が本部長に就任した。資金や資材など、業務処理の効率化・集中化の推進等を行う。
 情報通信本部はこれまで情報通信事業、情報システム、電子通信の3部構成だったが、先に述べたように情報通信事業部が事業推進本部内に置かれたため、残る2部での構成として新たに新設された。本部長は新任の山崎正幸・上席執行役員(60)。
 技術本部はこれまで独立していた土木部と総合研究所で構成、設備の構築・維持や技術的基盤の提供、業務や設備の高度化に向けた支援などを行う。溝辺哲・常務執行役員(61)が本部長に就任している。
 地域共生本部は総務、環境、広報の3部からなり、お客さまや地域社会など、ステークホルダーとのコミュニケーションを統括する。本部長は藤永憲一・常務執行役員(60)。
 経営管理本部は経営管理部と新設した内部監査機能を持つ経営監査部で構成、新任の平田宗充・上席執行役員(59)が本部長を務める。経営方針や中期事業計画、リスク管理状況の評価など経営層の経営管理機能を補佐する。


電力輸送本部長(常務執行役員)
平野 敏彦(ひらの・としひこ)

九州大工学部卒。70年九州電力入社。経営企画室設備グループ長、系統運用部長、執行役員系統運用部長などを経て07年6月上席執行役員電力輸送本部長。09年6月から現職。47年3月23日生まれ。長崎県出身。


地域共生本部長(常務執行役員)
藤永 憲一(ふじなが・けんいち)

京都大経済学部卒。73年九州電力入社。人事労務部人事グループ長、経営企画室企画グループ長、経営企画室長、上席執行役員を経て09年6月に常務執行役員、10年7月から現職。50年8月30日生まれ。福岡県出身。


技術本部長(常務執行役員)
溝辺  哲(みぞべ・さとし)

九州大工学部卒。72年九州電力入社。土木部水力開発課長、土木部次長、小丸川発電所建設所次長、執行役員土木部長、上席執行役員などを経て09年6月から常務執行役員、10年7月から現職。49年8月22日生まれ。大分県出身。


原子力発電本部長(常務執行役員)
諸岡 雅俊(もろおか・まさとし)

九州大工学部卒。69年九州電力入社。総合研究所長、玄海原子力発電所長、執行役員玄海原子力発電所長などを経て07年6月退任、日本原燃取締役就任。09年6月から現職。46年8月15日生まれ。佐賀県出身。


立地本部長(常務執行役員)
梶原 正博(かじわら・まさひろ)

早稲田大第一商学部卒。73年九州電力入社。経営企画室経済調査グループ長、鹿児島支店鹿児島営業所長、電源立地対策部長などを経て07年6月執行役員鹿児島支店長。09年6月常務執行役員。7月から現職。48年7月4日生まれ。福岡県出身。


火力発電本部長(常務執行役員)
瓜生 道明(うりう・みちあき)

大阪大大学院工学研究科修了。75年九州電力入社。経営企画室電力取引管理グループ長、環境部長、執行役員経営企画室長などを経て08年7月同経営企画部長。09年6月から現職。49年3月18日生まれ。福岡県出身。


国際事業本部長(常務執行役員)
津上 賢治(つがみ・けんじ)

一橋大経済学部卒。日本興業銀行勤務を経て00年九州電力入社。事業開発部海外事業統括グループ長、海外事業部長、執行役員福岡支店長などを経て09年6月から常務執行役員、10年7月から現職。51年2月14日生まれ。福岡県出身。


経営企画本部長(常務執行役員、新任)
梨田 一海(なしだ・かずうみ)

熊本大工学部卒。71年九州電力入社。宮崎支店宮崎電力所長、福岡支店福岡電力所長、総合研究所長、執行役員宮崎支店長などを経て09年6月上席執行役員、10年6月から現職。48年12月5日生まれ。熊本県出身。


お客さま本部長(常務執行役員、新任)
鎮西 正直(ちんぜい・まさなお)

九州大法学部卒。71年九州電力入社。営業部営業計画グループ長、営業部長、執行役員北九州支店長を経て08年6月退任、九電ビジネスソリューションズ社長就任。10年6月から現職。49年1月1日生まれ。大分県出身。


業務本部長(上席執行役員)
松井  茂(まつい・しげる)

山口大経済学部卒。74年九州電力入社。経理部予算課長、長崎支店次長、経理部長などを経て06年6月九州林産社長。同7月九州電力理事九州林産出向。09年6月から上席執行役員、10年7月から現職。51年9月23日生まれ。福岡県出身。


事業推進本部長、人材活性化本部長、
社長室に関する事項
(上席執行役員)
荒牧 智之(あらまき・ともゆき)

九州大理学部卒。75年九州電力入社。人事部人事課長、人事労務部課長(人事担当)、人事労務部長などを経て07年6月九州総合サービス社長。同6月九州電力理事九州総合サービス出向。10年7月から現職。52年10月23日生まれ。福岡県出身。


経営管理本部長(上席執行役員、新任)
平田 宗充(ひらた・そうじゅう)

京都大法学部卒。年九州電力入社。営業部営業計画課長、鹿児島支店次長、経営管理室長、執行役員北九州支店長などを経て10年7月から現職。50年9月9日生まれ。長崎県出身。


情報通信本部長(上席執行役員、新任)
山崎 正幸(やまさき・まさゆき)

九州大工学部卒。74年九州電力入社。電子通信部電子通信課長、電子通信部通信企画グループ長兼光ネットワーク事業グループ長、執行役員・電子通信部長などを経て10年6月から現職。50年8月29日生まれ。福岡県出身。

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