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三松
ウエート増す「少ロット製造代行サービス」
新たな挑戦―家具・雑貨ブランド「金属王」
安岡貞勝社長
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●福岡県筑紫野市岡田3-10-9
●Tel.092-926-4711
●http://www.sanmatsu.com
分野広げるシートメタル加工
生産設備にも常に新技術導入
1972年の創業以来、シートメタル(薄物板金)を中心にした加工メーカーとして事業を展開してきた三松。このシートメタル加工とは、鉄とステンレス、あるいはアルミ、チタン、銅などといった非鉄金属でできた板金を切ったり、曲げたり、また溶接をしたり、塗装をしたりして、各種の箱を作るのを主としたもので、創業当時はたばこの葉の乾燥機を手がけていた。
低コスト・低価格で「少ロット製造代行サービス」の顧客の要望に応える三松工場内
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これが年月を重ねるごとにさまざまな分野へと広がり、現在では精密加工機械部品やIC関連装置、建築部品、食品機械・業務用厨房、さらには医療機械、液晶関連装置、通信インフラ設備、電子部品、他にも車両部品、事務用機器、農林水産機械など、多岐にわたっている。
こうした業容の拡大に合わせ、生産設備にも常に新しい技術を導入、今年に入ってからも新型の切削器(マシニングセンター)や大型レーザー機器を取り入れた。切削器の導入により、アームにカメラを取り付けて、自動的に不良部品を選び出す品質検査ロボットを開発、自動車部品・半導体工場の検査用に納品する計画。大型レーザー機器の導入では、加工速度・性能が大幅にアップ、半導体製造装置のカバーや新幹線「のぞみ」の空調ダクト・電線ケーブルのケースを、それぞれ増産する。
さらに着実な歩みの中で、開発・設計から加工、溶接・塗装、組み立てまでの一貫した生産体制を確立。これにより「少ロット製造代行サービス」が可能となり、近年はそのウエートが年々増している。「いわばメーカーさんの九州工場的な役割」(安岡貞勝社長)を果たしており、1〜数千個の少ロット製造代行で月間約10万部品にも上る試作品や中量品などのオーダーに対応、顧客のアイデアを形にするのを低コスト・低価格で実現している。
生活の中の金属の可能性表現
福岡に続き東京で展示会開催
一方で、その高度な金属加工技術力を生かし、「直接消費者とかかわりを持つマーケット・インの発想で、生活の中の金属商品ブランド開発に挑戦した」(田名部徹朗常務)のが、金属を素材として開発、立ち上げた家具・雑貨ブランドの「金属王」。福岡のデザイナー集団とコラボレーションし、ソファやテーブルなどの家具からペン立てなどのステーショナリー、照明器具などのインテリア雑貨まで、金属の可能性を表現。福岡で開催した展示会が新鮮な驚きを与え好評だったことから、来年上旬には東京での開催も予定している。
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