2007年10月号91ページに掲載
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菱熱


最新の蓄熱空調技術で
高水準の省エネ環境を実現

坂井正行社長

●福岡市博多区博多駅南1-8-13
 博多駅南Rビル
●Tel.092-411-5741

http://www.ryonetsu.co.jp/

合理的な空調システムで
運用コスト、CO2を削減

 業界の地場大手である菱熱は、ビル、ホテル、病院、公共施設といったさまざまな建物の空調、給排水衛生設備などの設計から施工、メンテナンス、さらにはリニューアルまで一貫して行う総合エンジニアリング企業で、最新の技術を複合的に組み込み、省エネルギーによる低コスト運営とCO2削減を積極的に提案している。
女性や子供の体に優しい躯体蓄熱による床下からの吹き出し口

 そのモデルケースが2003年に建設した本社ビル(8階建て、延べ床面積5511平方メートル)だ。同ビルでは、地場業界で初めて(当時)開発した「床吹き出し型躯体蓄熱空調システム」を取り入れ、建築環境・省エネルギー機構から省エネ対象建築物の認定を受けNEDOの公募事業にも採用、空気調和・衛生工学会の「技術振興賞」を受賞するなど数々の表彰を受けた。
 同システムでは、コストが安い深夜電力によりスラブの部分に冷熱を蓄熱、この冷風を昼間は床下から吹き出させて冷房する躯体蓄熱と、屋上に設けた氷蓄熱槽で深夜に冷熱を蓄熱して昼間の冷房に使用する氷蓄熱の2種類の蓄熱設備を併用。蓄熱の多面的な展開によって空調機や蓄熱槽の容量を小さくする一方で、蓄熱総量を拡大する合理的な空調システムを生み出した。さらにエコキュート、高効率照明器具、外断熱なども加え、運転コストとCO2をトータルで大幅削減、継続的なエネルギー消費量の省エネ率で35%を超える最高水準を達成したのである。

設計段階からコスト計算
トラブルにも24時間対応

モデルケースの本社ビル
 9月に完成する同社長崎支店(地上4階建て)ビルも省エネモデルオフィスとなっている。クールチューブを通して地中の冷風を日中の温熱と交換して、空調に使う最新の地中気温利用の熱交換システムを導入した。夏季や冬季の冷暖房負荷を低減して省エネ・環境対策の大きな効果をもたらしている。
 同社は会社設立以来49年を数え、九州国立博物館など地域の主要な建物を手がけてきた。イニシャルコスト、ランニングコスト、メンテナンスコストのすべてを設計段階から織り込んだコスト運用の提案や、オフィスや作業場などで仕事の使い勝手がいい空調空間の創出など、高度なノウハウを随所で発揮。故障やトラブル時には九州・沖縄の13拠点からスタッフが現場直行し24時間リアルタイムで対応。技術力とサービスには定評がある。

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