2007年9月号122ページに掲載
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特集 九州電力

地域に根差し、九州の“光”を提供

〈九州通信ネットワーク〉

芦塚日出美社長
 九州で光ブロードバンドサービス「BBIQ」、「BBIQ光電話」などを提供する九州通信ネットワーク(=QTNet。福岡市、芦塚日出美社長)。今年6月末現在での契約数はBBIQが約17万5000回線、BBIQ光電話が約11万5000回線といずれも10万回線を突破。同社ではBBIQを主力商品に据え、九州でのシェア30%達成をめざしている。その目標に向け、同社は常に利用者の視点に立って次々に新しいサービスを展開。そのことで「地域に根差す企業」としての存在感を際立たせている。


※BBIQの最大100MbpsはBBIQ光ファイバネットワーク内での理論値であり、ベストエフォート型サービスのため、一定の通信速度を保証するものではありません。
※Yahoo!BB 50M Revoの料金は標準工事費84円を含みます。
※NTT電話基本料1,785円はNTT3級局住宅用の場合の料金です。その他の取扱局では料金が異なります。
※BBIQ光電話のご利用にはBBIQへのご加入が必要です。

06年度は増収増益
BBIQも九州に定着

 インターネット接続サービスはいまや完全に“光”の時代。総務省が発表した九州での光ファイバーによるブロードバンド・インターネット接続サービス(FTTH)の契約数は、2006年9月の56万件から今年3月には69万件と右肩上がりで上昇。07年度末には100万件を超えるものとみられている。
 このように“光”が急激に浸透するなかで、光ブロードバンドサービス「BBIQ」や「BBIQ光電話」などを提供する九州通信ネットワーク(QTNet)も順調に業績を伸ばしている。同社の06年度決算は売上高が前期比4・4%増の370億6500万円で4期ぶりの増収、当期純損益も5億3500万円の黒字を達成した。BBIQの契約数は02年度のサービス開始以降、今年6月末現在で約17万5000回線に達し、インターネット接続サービスのひとつとして完全に定着したといっていいだろう。俳優の阿部寛氏が登場する同社のテレビコマーシャルも好評で、契約数を伸ばしているひとつの要因にもなっている。
 主な新サービスとしては、昨年12月からウィルスやハッカー、迷惑メール対策や個人情報保護など、インターネット上でのさまざまなトラブルに対応するトータルセキュリティを標準装備した。今年4月からは音楽配信サービスを手がけるナップスタージャパン(東京)と提携して音楽の配信を開始、定額で250万曲以上の楽曲が聴き放題となり、BBIQ加入者は申し込みから2週間無料で体験できる。
 BBIQ光電話は05年のサービス開始以降、06年度末での契約数は約9万9000回線。今年4月には10万回線を突破し、6月末時点では11万5000回線と増加している。月額の基本料金315円(税込、NTT電話基本料不要)で、BBIQ加入者のみが対象。加入者間の通話料は無料で、一般固定電話への通話は全国一律3分あたり7・875円となっている。
 今年1月からは2回線の提供を開始、通話とFAXを別々の回線で扱う個人や自営業の法人などに好評を得ている。3月からは光電話の5つのオプションサービス(発信者番号表示、割込通話、転送電話、番号通知リクエスト、迷惑電話拒否。各種有料)の中から複数のサービスを利用し、その総額が735円(税込)を超えた場合にパターンに応じた割引を行う「あんしん割引」がスタートするなど、充実したサービスが揃っている。

 現在は「BBIQ夏トクキャンペーン」として、8月1日から9月30日までの2カ月間、BBIQとBBIQ光電話を同時に申し込んだ利用者を対象に初期工事費を無料、さらに5000円分の商品券をプレゼントしているほか、BBIQの月額基本料が開通した月は無料、その翌月から4カ月間(福岡県、佐賀県鳥栖市、基山町の戸建住宅に暮らす利用者は8カ月間)は通常の5775円(税込)が3675円(同)となっている。
 同社は「利用者のニーズは多種多様。新たなサービス形態として今年5月からは鹿児島市で子会社の鹿児島光テレビ(KHTV)のCATV放送サービス・BBIQ光テレビを使って、BBIQとBBIQ光電話をセットにしたトリプルプレイサービスを開始した。今後も利用者の視点に立ち、満足していただけるサービスを提供していきたい」と話している。

法人サービスも充実
地域に根差した企業へ

 法人に対しても、広域イーサネットサービス(VLAN)、インターネットVPNサービス(SMF)、専用サービスの3つを提供。なかでも広域イーサネットサービスとインターネットVPNサービスの2つを主力商品としている。
 広域イーサネットサービスは同社のVLANによって企業内のネットワークを“網型”に結ぶことで信頼性と経済性を兼ね備えており、契約している法人の多くが利用している。帯域を保証するG\VLANとベストエフォート型のB−VLANの2種類がある。インターネットVPNサービスは中小企業、小規模法人向けのサービス。アクセス回線にBBIQを使用するため、広域イーサネットサービスなどに比べて安価に利用できる。今後、地場の中小企業の中でもIT化が急激に加速することが見込まれるなか、同社は中規模以上の法人に対しては信頼性に優れたVLAN、小規模の法人に対しては安価なインターネットVPNを中心にソリューション提案を積極的に展開する。
 このように順調に業績を伸ばしている同社。情報化社会の進展に伴い、通信ネットワーク事業が社会の重要なインフラとなりつつあるなかで、このインフラの担い手、特に光電話というライフラインの担い手として、今後も通信信頼度の維持・向上に取り組み、円滑なサービス提供に努める構えだ。
 地域に根差し、九州の“光”を提供し続けるQTNet。その取り組みは今後も続く。

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