2007年8月号108ページに掲載
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東洋環境分析センター


藤井勝己社長

正確な測定・分析で
快適な環境づくりに貢献



さまざまな検査を通じ
人々の暮らしを守る

   食品、水、空気、土壌など人々の生活に密接にかかわる物質の測定・分析を行い、人と自然が調和する快適な環境づくりに取り組んでいる東洋環境分析センター(鹿児島市、藤井勝己社長)。
 同センターは臨床検査、病理学的検査、遺伝子検査、地域住民や学童の健康診断などを行うクリニカルパソロジーラボラトリーを母体とする。同センターは国の食品検査指定機関の認可をいち早く取得、02年6月の創業以来、業績は右肩上がりを続けている。それは近年、環境問題に対する意識が高まり、環境の分析、測定、調査、解析検査をはじめ工場廃水の検査、ばい煙やダイオキシンなど大気汚染の分析検査が増加しているためだ。また食の安全性が問われる中、食品の成分検査が急増している。さらに土壌汚染の調査、健康被害をもたらすアスベストの含有調査、身近な話題としては、10年ごとの温泉成分分析が義務化された各温泉施設からの泉質検査依頼など実に多種多様だ。
 同センターでは九州各県から数多くの検査・分析を行い、これまで手掛けた件数はかなりにのぼる。有資格者による検査は決して妥協を許さず、正確な判断を下すとともに、不適格な判断が下った場合などは依頼主に対し具体的な改善策をアドバイスするのが特徴だ。
 そんな数多くの依頼の中で、忘れられない出来事が一昨年7月、宮崎県を襲った集中豪雨だったという。豪雨による河川氾濫で断水し、早急に生活用水を確保しなければならなくなった宮崎市から大至急給水再開のため貯水池の水質を調査するよう依頼が舞い込んだ。そこで同センター社員は不眠不休で検査にあたった結果、水質に問題ないことが判明。直ちに水が供給され、その模様は地元紙で詳しく紹介され、一躍同社の名前を広めたという。藤井社長は「社員は自分の家の片づけがあるにもかかわらず、不眠不休で検査に没頭した。人々の暮らしに深くかかわる大事な仕事を任されていると実感するとともに、あらためて責任の重さを痛感した」と当時を振り返る。

足元を見据え
人材育成に全力

有資格者による検査は妥協を許さず、細部に至るまで行われる。(九州ラボラトリー)
 現在、同センターには多くの検査技術者が在籍し、最新の分析装置による正確な検査と厳重なチェック管理体制を敷いている。こうした中、検査の量も種類も増え続け、それに対応する優秀な人材育成が急務となっている。藤井社長は「会社を飛躍させる絶好のチャンスに間違いないが、人材育成は一朝一夕に出来るものではない。決して無理をせず、地道に活動を続けることが信頼を勝ち取る最善の方法と考える。足元を見据え、全力で人材育成を行っていきたい」と抱負を話している。

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