2007年4月号170ページに掲載
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中村学園大学

「地域の核となり新しい産業を創出」


藤本 淳学長

産学官連携に加え
大学間連携進める

 本学は建学の精神にのっとり実学を重んじ、実践的な専門職業人の育成で高い評価がある。栄養科学部の「21世紀型管理栄養士養成システムの構築」が06年度文部科学省の特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に採択された。これは全学生を対象にヘルスチェックを行い、改善すべき内容やその実施方法を学生自らが学ぶ教育システム。08年4月には健康増進センターで「栄養クリニック」を開設する予定で、地域住民の健康増進に積極的に参加する。
 世界保健機構(WHO)の伝統医学センターの基幹校である上海中医薬大学と95年に学術交流協定を結んで研究や交流を進めており、06年12月には大学主催としては初の「日中薬膳・機能性食材博覧会」を同大学と福岡市で共催、日中韓から1万2000人を超える来場があり大きな反響を得た。日本の食文化は近年破壊され、メタボリックシンドロームはますます増加している。我々は中国3000年の歴史を持つ中医薬の「薬食同源」の思想と本学が目指す薬膳とを合体させ、個人の体質に合った健康維持・増進に効果がある食を開発したい。本学の薬膳科学研究所には、疫学や分子生物学など科学的な手法を取り入れて実証するエキスパートをそろえており、今後も上海中医薬大学と連携して市民公開講座や国際シンポジウムなどを実施していく。21世紀の日本を背負う児童・学童の食育、健康食材・食品の開発に関する産学官連携事業によって、地域の産業創出などを目指している。
 さらに、人と研究の2つを集約して研究の価値を高めていくための大学間連携も大切で、現在九州大、西南学院大、福岡大、福岡歯科大、本学の5大学連携が進められ、近々実行案を検討する予定。
 大学院栄養科学研究科では3月、西日本で初めての栄養科学博士を輩出するが、学位申請者には世界中の一流学術誌を認定・格付けしたISI社に登録された英文誌への投稿を義務付け、それに掲載された学位申請論文によって学内の審査委員が合否を判定するようにした。

人間発達の研究、
流通の研究も高度化

 本年度、大学院人間発達学研究科修士課程でも修了者を輩出。08年4月には「発達支援センター」を開設、発達障害児などを支援していく。
 流通科学研究科では昨年初めての修士課程修了者を輩出したが、さらに08年4月に開設する流通科学研究所では「アジアの食の流通」をテーマに産学官連携を図っていく予定だ。
 本学は各学部でプロジェクト共同研究方式を取り入れ、助手以上の教員全員に国など外部からの研究助成金を積極的に獲得するシステムを構築。今後とも学部、大学院、付置研究施設が連携した高度研究体制を拡充し、さらに躍進を図りたい。


【理事長】 中村 量一
【学 長】 藤本 淳
【創立年】 1953年
【開学年】1954年
【建学の精神】
1 人間教育の根幹〜日本人としての自覚をもち「清節の風をたっとび、感恩の情にとみ、労作にいそしむ」人格の形成に努める。2 教育実践の基底〜「形は心の現れである」を信条とし、その実践に努める。3 教育研究の基本〜理論と実際の統合を図り、学問と生活の融合を重んじ、教育と研究に努める。
【所在地】
〒814-0198 福岡市城南区別府5-7-1
TEL.092-851-2531(代表)
【URL】http://www.nakamura-u.ac.jp/
【設備・施設】
情報処理センター/行動実験室・観察室、電子顕微鏡室/図書館/薬膳科学研究所/健康増進センター/学生ホール/学友会館/留学生宿舎
【学部学科】
〔栄養科学部〕栄養科学科 
〔人間発達学部〕人間発達学科 
〔流通科学部〕流通科学科
【大学院】
〔栄養科学研究科〕
栄養科学専攻(博士前期・後期課程)
〔流通科学研究科〕
流通科学専攻(修士課程)
〔人間発達学研究科〕
人間発達学専攻(修士課程)
【短期大学部】
食物栄養学科/キャリア開発学科/幼児保育学科

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