2007年4月号169ページに掲載
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筑紫女学園大学

「創立100周年、さらなる質的向上を目指す」 


小山 一行学長

組織機構改革で
建学の精神を共有

 1907(明治40)年の創立以来、仏教、特に浄土真宗の教えに基づく人間教育を建学の精神に掲げ、豊かな人間力を基盤に、社会や地域に貢献できる人材育成に取り組んできた。校訓である「自律」「和平」「感恩」には、自ら考え、判断し、行動していく「自己への目覚め(自律)」、自分の周りにあるすべてを尊重し、互いに敬愛し合う「他者への目覚め(和平)」、自分を支えている大いなる恵みを知る「感恩(生命の目覚め)」という願いが込められている。
 社会のニーズや環境に適応し、堅実な発展を遂げてきた本学園は今春、創立100周年という記念すべき年を迎える。この間、少子化や規制緩和による大学数の増加、第三者評価制度の導入など、大学を取り巻く環境は大きく変化している。このような時代に対応していくためには、各大学が存在の必要性と意義、質の高さを明確にした大学像を示すとともに、建学の精神を全学的に共有していく必要がある。
 その意識を全ての組織が共有し、さらに質の高い教育を実現するために昨年、大幅な組織機構改革を実施した。改革の最も重要なキーワードは「有機的結合」だ。個々の意識を高めるとともに、独立して動いていた様々な組織が一体的に理念を共有することで、情報の共有化を進め、質の高い教育の実現を目指したい。

大学院を開設
「時代が求める総合力」を育成

大学院進学者のための自主ゼミの模様
 この大きな節目となる年に、新たに大学院を開設する。21世紀は社会のあらゆる分野で新しい知識・情報・技術の重要性が増す知識基盤の社会であり、企業や社会は幅広い知識と専門性を兼ね備えた人を求めている。大学進学率は50%を超え、大学が教養教育機関へとシフトしていく中、さらに高度に学びたいという学生が増加している。このような社会と学生の双方が求める高度な知識を教授する場として設立するのが本学大学院、人間科学研究科人間科学専攻である。
 人間科学とは「人間理解」と「人間支援」の2つのテーマを学ぶ総合学。人間理解では言語や文化、心理など多面的な視点から人間とは何かを深く理解する。人間支援ではコミュニケーション、教育、社会福祉、臨床心理などにより、人と人、人間と社会のあり方について多角的にアプローチする技術を身につける。
 現代社会では、企業だけでなく、寺院、福祉の現場をはじめ、あらゆる場で総合的な「知」が求められている。その要請に応え、高度な知識と実践的応用力の両面から「時代が求める総合力」を育成するのが人間科学。本学では、その学びをとおして、人と社会に貢献できる人の育成を目指していく。


【理事長】井浦 順爾
【学 長】小山 一行
【学園創立】 1907年
【校訓】
 「自律」「和平」「感恩」
【所在地】
〒818-0192 福岡県太宰府市石坂2-12-1
TEL.092-925-3511
【URL】http://www.chikushi-u.ac.jp
【学部学科】
〔文学部〕日本語・日本文学科/英語学科/英語メディア学科/アジア文化学科/人間福祉学科/発達臨床心理学科
【短期大学部】
現代教養学科/幼児教育科
【大学院】
〔人間科学研究科〕人間科学専攻(修士課程)

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