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好景気始動を受け、活性化する自治体の企業誘致福岡県「アジアの一大自動車生産拠点へ向けメーカー、地場企業への支援を強化」地場企業にビジネスチャンス到来
福岡県では、03年2月から完成車メーカーを含む官民の推進組織「北部九州自動車100万台生産拠点推進会議」を設け、07年度を目標に「北部九州自動車100万台生産拠点推進構想」を推進していたが、1年前倒しで達成したことになる。 このため同県では、昨年8月から次の目標となる生産台数を150万台に定め「部品の地元調達率70%」、「アジアの最先端拠点」、「次世代のクルマ開発拠点」とあわせて09年度を目途に「北部九州自動車150万台生産拠点推進構想」に取り組んでいる。 同県の石井俊弘商工部長は「本県にとって自動車産業は、かつての石炭や鉄といった基幹産業にかわる本格的なリーディング産業。国際競争力があり部品点数が3万点におよぶなどすそ野が広く、地場企業にとっても大きなビジネスチャンス」と語る。というのも、生産台数150万台を達成するためには、地元調達率を高めていくことが不可欠であり、そのためには地場企業の取引拡大、新規参入が求められるからだ。 同県では、地場企業の参入促進に向け、人材育成、技術支援、マッチングの強化の3つを柱に取り組んでいる。 人材育成、技術支援、マッチングで支援強化
技術支援では、経験豊かな自動車メーカーOBなどを企業に派遣し、コスト削減や納期短縮に向けた指導を行う「生産カイゼン指導事業」を昨年から始め、これまで22社で実施、現在も6社で実施中で引き続き11社が実施予定となっている。「自動車産業技術研究会」では、産学官で研究開発を行う4つの研究会を支援中で、そのうち2件は経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に採択された。また、中小企業の生産技術の高度化を支援するため最大300万円まで補助するほか、県工業技術センターに自動車部品の品質管理に必要な試験分析装置を設置するなど、地場企業を技術面からバックアップしている。 さらに、1次部品メーカーから講師を招いて参入条件などの講習会を行い、昨年8月に開催した「参入促進会」の参加者は700名を超えた。07年度からは参入支援アドバイザーを設置し、技術力があり参入意欲の高い地場企業と1次部品メーカーなどとの橋渡しを行っていく。昨年4月には、商工部内に自動車産業振興を図る専門部署「自動車産業振興室」を設置して、各種施策を集中的に推進している。 北部九州は今や愛知県に次ぐ国内第2の自動車生産拠点となっており「150万台構想」が目指す「アジアにおける自動車最先端拠点」がますます現実味を帯びてきた。 | ||
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