2006年11月号84ページに掲載
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くつろぎのひととき

お菓子

九州に生まれてよかった

 九州に生まれてよかった―そのお菓子を口にした時に感じること。もちろん九州出身でなくとも、こちらで生活をしていれば、その喜びは誰でもあまねく享受できる。九州はお菓子の宝庫。それに大手メーカーの多種多様なお菓子も出そろい、まさに質の高い味比べを楽しむことができる。

〈五十二萬石如水庵〉

風格と品格ある世界一の老舗めざす
 創業から経ること419年、日本屈指の老舗である五十二萬石如水庵(福岡市、森恍次郎十六代当主)。その歴史をさかのぼると、関白秀吉が博多に立ち寄った折に筥崎松原で茶会を開き、その時に秀吉が詠んだ歌にちなんで、初代・庄右衛門が天正15年(1587)、「松風」という名前のお菓子を作ったのが始まり。
 その後11代目まで栄松堂という屋号で代を重ね、戦前は神社仏閣の御供物屋で、昔の神社は人・物・金の情報が集まる場所であり、今の商社的機能も持っていた。さらに12代目の森千太郎の時代になると、御供物調進所を継いだだけでなく、「博多のあめ売り」としても活躍、最盛期にはあめ棒の担い手36人を擁し、福岡市はもとより筑豊までも売り歩いた。また、明治44年に久留米で行われた陸軍特別大演習の際には、明治天皇(宮内省)よりご紋菓調達を拝命した。
 今も主力商品の1つで、後に社名にも冠することになった「もなか黒田五十二萬石」が誕生したのは昭和26年。現当主の森氏の祖父と父が、黒田家14代当主・長禮公からご紋使用の快諾を得、瓦から藤巴の模様をおこして完成した。そして「古ければ古いほど生き残っていくのは難しい。老舗には、生まれ変わること、常に改革していくことが必要」(森恍次郎十六代当主)と5年の歳月をかけ、試作に試作を重ねて、福岡を代表する銘菓「筑紫もち」が生まれることになった。経営理念の中にある“風格と品格ある世界一の老舗をめざす”。

〈石村萬盛堂〉

メーン商品へと成長「シャン デ レザン」
 昨年創業100年を迎えた石村萬盛堂(福岡市、石村善悟社長)にとって、今日まで受け継がれる独創的な菓子作りは創業以来のもの。初代・善太郎氏が明治期に、洋菓子のマシュマロに和菓子の餡を入れるという斬新な発想から誕生した「鶴乃子」は、大変な評判を呼び、それが今なお博多を代表する銘菓として愛されている。
 こうした同社で今大人気の商品が、今年3月新発売のレーズンサンド「シャン デ レザン」。レーズンを何度も丁寧に洗浄して、ゆっくり炊き上げた後、香り高いラム酒を含ませ独自の製法で仕上げた芳醇のラムレーズン。それをコクのあるクリームと共に、バター風味豊かなビスケットにサンドしたもので、今や同社のメーン商品へと成長を続ける売れ行きである。
 ホワイトデーが、マシュマロを贈る同社の提案からそもそも始まったのはよく知られているが、このところ健康機能性食品としての側面から注目を集めているのが、黒ゴマから抽出したブラックポリフェノールが入った「チョコマシュマロ」、発芽大豆が入った「マシュマロ GABA(ギャバ)」。マシュマロにはもともとコラーゲンが多く含まれ、美容効果があるとされていることもあって、まず首都圏の健康志向の店で扱われ始め、その人気が広がっている。
 先の10月14日には福岡市の二又瀬店がリニューアルオープン。洋菓子工房、パン工房、カフェコーナーが取り入れられ、店内で作りたて、焼きたてのケーキやパンが楽しめることから、連日たくさんの人でにぎわっている。

〈ニ鶴堂〉

定番に迫る次世代ブランド 狙うは「ギネスブック」入り
 二鶴堂のビジネスモデルは「郷土銘菓からスタート。次世代に受け継ぐ商品を成長させながら、国際市場に打って出る」(橋本由紀子社長)お菓子メーカーの成功例に位置付けられる。同社の定番は発売35年目のロングセラー「博多の女(ひと)」だが、同9年目の「博多ぽてと」が売上高の4割強を占めながら、定番に肉迫。2007年1月から稼働する新工場(佐賀市、敷地面積1万4600平方メートル、床面積3800平方メートル)では両ブランドの増産を急ぐ。
白・黒のあんこが好評で、午後3時には売り切れてしまう店舗も
 博多の旧・新銘菓で一番人気の座を競う一方、開店14年目の「日本一」鯛焼きチェーン12店が、看板通りの地歩を固めた(神埼市・城原本店は06年2月26日に3662個販売を記録し全国トップ)。
 一貫した上昇気流に乗り、08年には東京進出、「浪波屋」「柳屋」「わかば」など江戸の老舗御三家と「香ばしさと歯触り、上質なあんこ」で勝負。続いて10年の米国、15年のフランス上陸まで計画中だ。西洋で認められた時点で名実共に「世界一」。念願の「ギネスブック入り」が現実味を帯びる。

〈千鳥饅頭総本舗〉

この時期を心待ち「ドレスナーストーレン」
 すべて純国産の原料によってお菓子を作る。千鳥饅頭総本舗(福岡市、原田光博社長)がこだわり続けてきた姿勢の1つである。しかも原料を厳選し、納得できたものだけを使用している。北海道の十勝平野で作られているてぼ豆や筑紫平野での麦、地鶏の卵など、どれを取っても自信の原料であり、また、パン作りなどでも乳化剤といった添加物は一切使用しておらず、「自然と体にやさしい真心のこもった本物の味を追求」(原田光博社長)している。
 その同社が例年10月から翌1月までの期間限定で製造・販売、今やすっかり定着してこの時期を心待ちにしている顧客も多いのが、「ドレスナーストーレン」。ドイツを代表する伝統的なお菓子に同社独自の製法を取り入れたもので、乾燥させたフルーツや木の実をふんだんに使い、1つひとつを丁寧に仕込んで焼き上げ、できたものはそのまま1カ月以上寝かせて熟成させる、大変な手間ひまをかけた手作りお菓子で、固定ファンだけでなく、年々そのファンを増やしている。

〈馬場製菓〉

産地、素材、手作りのこだわりが消費者から支持を受ける
  「薩摩きんつば」「おさつdeショコラ薩摩」「さつまのほまれ」など地域の素材に徹底してこだわり、新感覚の銘菓を相次ぎ生みだしているのが馬場製菓(鹿児島県上屋久町)だ。
 今年、創業96周年を迎えた同社の理念は、地元の食材にこだわり、安心・安全なお菓子を提供すること。サツマイモ生産農家との共存共栄を謳う「農菓発想」を基本理念に据え、「世界に通じる薩摩の味づくり」を社是に掲げる。

 「さつまのほまれ」は屋久島の紫イモのあんにクリームチーズで包み、ゴマを付けて油で揚げた菓子で、05年度優良ふるさと食品コンクール(農林水産省、食品産業センター主催)で新製品開発部門の総合食料局長賞を受賞。また過去にも04年鹿児島県さつまいもコンクールで「おさつdeショコラ薩摩」が、03年には「さつまのほまれ」が2年連続受賞しており、同社の菓子づくりに対する姿勢が高く評価された証といえよう。
 馬場甚史朗会長は「鹿児島県西之表市にサツマイモ特区ができたことにより、農家以外にもサツマイモ生産の道が開かれた。当社はその道を拓いた先駆けと自負している。今後も地域農業の安定発展に寄与するとともに、お客さまに鹿児島ならではのお菓子を提供したい」と話している。

〈ひよ子〉

「I LOVE YOU」愛する人に愛のあるお菓子を
 「愛する人に愛のあるお菓子を」というひよ子誕生の想いの原点に立ち返り、「I LOVE YOUキャンペーン」と題した企業活動を展開する株式会社ひよ子(福岡市、石坂博史社長)。「ひよ子が持っている、他のお菓子にはない愛を感じるお菓子としての価値を、もう一度見つめ直してさらに浸透、向上を図りたい」(江崎栄俊・経営企画室課長)との想いからである。確かにひよ子を前にすると、懐かしいね、かわいいといった他のお菓子にはない会話が弾み、その場の雰囲気を一層和やかなものにしてくれる。
 今回のキャンペーンでは若い世代の人たちを意識し、そのため「I LOVE YOU」のロゴマークが入ったブリキ製の缶バッチを店頭で配ったり、お土産の持ち帰り用ショッピングバックも同ロゴをプリントしたものにするなど、大々的に呼びかけた。また、主要駅や店頭などにポスターを貼り出し、道行く人の目を引いた。お土産として、贈りものとして、心かよわせるお菓子として、誕生以来100年近く愛されてきた名菓ひよ子。これからも愛を伝えるお菓子でありたいと願っている。

〈村岡屋〉

紀元前・アジア大陸との交流から佐賀文化を発信
 アジアと日本をつなぐ古代ロマンに寄せ、佐賀県の観光開発を担うのが村岡屋の村岡央麻社長だ。
 今から2200年前の中国・秦時代。始皇帝から「不死の霊薬」を探す命を受けた徐福は東方(日本)に渡ったとされ、全国40カ所に言い伝えが残る。その大半が墓や碑(いしぶみ)が現存する程度なのに比べ「佐賀の伝説はリアルで実生活に息づく」(村岡社長)。有明海から接岸する船で、上陸地点を占うため海上に盃(さかずき)を浮かべた「浮盃(ぶばい)」という地名があり、佐賀平野北部の金立神社には穀物の神や保食神(うけもちのかみ)と共に徐福が祭ってあり、ご神体をかつぐ大祭(50年に1度)も開かれている。
人形師・置鮎正弘氏は「日中宥和徐福勲(にっちゅうゆうわじょふくのいさおし)」として博多山笠に徐福を制作
 中国では徐福を「最早の使者」(最初の親善大使)と呼び、韓国・台湾にも徐福は実在。彼が求めた「平原広沢の地」は背振山系のふもとに広がり、金立山で採取した薬草はフロフキ(不老富貴に通じる)と想像されるが、同社では紀元前の大陸交流に思いをはせて「徐福餅(もち)」「徐福さん」を展開、安定的なファン層をもつ。看板ブランド「さが錦」の両脇を固める商品に成長している。

〈さかえ屋〉

世界的な和食ブームに広がる和菓子の可能性
 米国の「スシ・バー」は長蛇の列を成し、上海の和風居酒屋が繁盛。フランス高級料理店で出てくるのはワインではなく「サケ」。
 和食が国際的な“市民権”を得ている。日本が世界一の長寿国(平均年齢82歳で90歳以上が101万人)であり「スシ、サシミ、サケはヘルシー」と認知されるためだが、一連の「日本食志向の延長線上には、和菓子の潜在的な成長性も高い」と読むのが、さかえ屋の中野利美社長。現に、米国はじめ同社ブランドへの「引き合いが相次ぐ」なか、生産・輸出・流通など各段階で「ツメの作業に入っている」。中野社長自身、欧米諸国への視察を重ね、ケーキ、デザートなど「『お菓子先進国』からの情報・技術を取り入れながら商品開発や営業開拓に生かしてきた」。
 試作に10年以上をかけた「なんばん往来」や福岡・熊本・大分・佐賀の各県下102店舗の販売ネットワークはその具現例。同時に海外事業にも尽力している。
 一案として「すくのかめ」(2007年で発売50周年)など、西洋向きにアレンジしながら海外市場をにらめる商品が控えており、福岡県筑豊エリアから国内外を視野に入れた展開が際立っている。

〈もち吉〉

うす焼きせんべい「こめほのか」を新発売
  国内産ウルチ米、もち米と福智山山系の地下天然水で作ったもち吉(福岡県直方市、森田長吉社長)の製品は「餅のおまつり」をはじめ「餅のささやき」「満天黒豆」「ぬれもちおかき」「ぬれ味千」「希林あげ」「ふくよか餅」などいずれもがヒットを飛ばしている。
 そのもち吉が今年4月に新発売したのが「こめほのか」だ。海老、サラダ、青のりの3種類の味が楽しめる「こめほのか」は、うす焼きに仕上げ、ぱりっとした食感に香ばしい風味が子どもから大人まで幅広い人気を獲得し、予想を上回る売り上げを見せているという。なかでも海老味は駿河湾の桜エビを練り込み、海老の風味が好評だ。
 また同社はあられ、おせんべいだけでなく、ウルチ米、もち米を使った他製品にも積極的に取り組んでいる。その1つがもち米焼酎だ。「熟年の眞実」は上質なもち米「ヒヨク米」に福智山山系の天然水を使い、熊本県球磨郡の大石酒造場に委託し造ってもらったもの。とろっとした舌触りにもち米ならではのフルーティさから、通信販売を中心に着実に知名度を上げている。あられ、おせんべいのほかに豆腐、生菓子、水、焼酎など今後ももち吉のチャレンジが続いていく。

〈フジバンビ〉

熊本発「黒糖ドーナツ棒」で全国、さらに欧米まで攻略
 熊本市のフジバンビは、「黒糖ドーナツ棒」はじめ「濃厚おかず味噌」「たまねぎドレッシング」まで多面的に食品を手掛ける。
 「黒糖ドーナツ棒」は、沖縄産の含蜜黒糖と国産小麦から焼き上げた棒状ドーナツで「サトウキビから原料を厳選、国産小麦粉はドーナツには不向きといわれるなか素材を吟味し、植物油脂も独自に開発した」(吉田高成社長)労作。
 「20年にわたる試行錯誤の集大成」で、生地の中まで黒蜜が染み込み「どこか懐かしいのに、不思議と新しい」風合いが持ち味だ。 ここに沖縄ブームや黒糖人気も後押しし、生協・百貨店からの引き合いが急増。最新の油揚げ機を購入、包装工程に先進のスイス製ロボットを導入して、ライン自動化を進め「日産40万本」と、従来の2倍の生産態勢が目前に迫るなか「海外市場も視座に入った」。
 すでに米国の日系スーパーなどでは「Crispy and Moist」(外はサクッと、中はしっとり)な食感の「Sticks Dounuts」として定評が高く、さらにドイツを皮きりにヨーロッパ各国までが視界にある。

〈江崎グリコ〉

チョコ業界に金字塔お菓子の効用を提案
 職場の精神衛生に寄与するのが、江崎グリコのチョコレート「GABA(ギャバ)」。私たちの脳内にある神経伝達物質、ギャバ(ガンマアミノ酪酸)は心身のリラックス効果が目され、ストレス社会にうってつけだが、「GABA」は一般チョコの25倍(チョコ100グラム当たりに280ミリグラム)のGABA成分を含む。ドラッグストア店頭で健康食品と共に並ぶなど新たな販路も開拓。
 九州・沖縄でも多くのオフィスに「オン・ザ・デスク」で“常備”されており「チョコのもつ健康に役立つ成分が、価値として広範囲な支持を集めた」(柳本基義九州統括支店長)。
 男性層(実購買の6割)に人気を博し、1年弱(2005年5月〜06年3月)で計画の2倍(40億円、全国)の販売を記録。「年間20億円でヒット」といわれるチョコ業界に金字塔を打ち立てた。
 合わせて「テーマ別の商品提案」が進む。ガムならガムだけ、ビスケットならビスケットだけで売り場を構成するのではなく、例えば「口中ケア」コーナーを設定。「舌キレイ」の「ブレオ」や歯を健康に保つ「ポスカム」を他メーカーの洗口液や歯ブラシと共に配置するなどで、「『口内ケア』をテーマにした提案力」を高めているところだ。

〈ロッテ商事〉

11月8日「いい歯の日」を輝く笑顔で迎えるために
 (1)「キシリトールガム」の普及と(2)ガム市場の拡大、さらに(3)日本人のむし歯の減少には明快な相関関係がある。2006年、「キシリトールガム」は発売10年目で特定保健用ガム(生活習慣病のリスク低減を目的に厚生労働省が認可)分野で76%を占め、ガム全体の伸びをけん引(05年ガム市場は1826億円と、96年同市場比110%アップ)。連動して、過去16年間で12歳児むし歯の本数は3.9本(89年)から1.7本(05年)まで減っており、白樺や樫などの樹液から取れる天然素材甘味料、キシリトールが関与したことは「明白な真実」と思われる。
 3つの動向で中核的役割を果たすのがロッテ商事で、「いい歯と笑顔の輝く人を応援。むし歯のない社会を願う」(新屋久司九州支店長)思いを新たにしている。
 実際「ガムをよくかむ」ことでだ液の分泌を促進。これが皮膚・粘膜・血管などの細胞増殖を促し新陳代謝(メタボリズム)を進めるなど、ガムの効能は大きい。
 「いい歯の日」(11月8日)も「健康な歯」からこぼれる、さわやかなスマイルで迎えたい。

〈明治製果〉

チョコで不動の存在感「高カカオ」が“快挙”
 「お菓子の重工業」と称されるのが、チョコレート工場。それほど投資額への期待値が高い分野で明治製菓は2005年、1ラインで数種類のチョコを製造できる設備を導入、生産性を5割高めた。 スーパーやコンビニエンスストアなどを主戦場に商品のライフサイクルが短くなる一方、季節限定商品も増えるなど「激変する市場動向に即応できる態勢を、中・長期的な将来にわたって整えた」(川上茂九州統括支店長)。
「ショコライフ」(11月14日発売)では50歳代に向けて、8種類のこだわり素材を用意
 06年は「健康的で通年型のブランド育成」に尽力するなか、長く夏場に弱いとのジンクスが続いたチョコが「がぜん堅調に推移」。殊に、従来40%前後だったカカオ含有量を70%以上に引き上げた「高カカオチョコ」の貢献度が大。カカオに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化や脳硬塞(こうそく)などを防ぐ効果があるといわれている。
 05年秋導入の「チョコレート効果 カカオ72%」の売れ行きは予想の1・6倍(全国)。06春からの同「99%」はパッケージに「非常に苦い」と注意書きされるほどだが「むしろ、好評」。猛暑を乗り切り、この“快挙”をチョコ消費最盛期の秋・冬につなげる波に乗っている。

〈不二家〉

自然の恩恵と家族の絆(きずな)を伝える
 不二家は「不二家ファミリー文化研究所」(2003年4月設立)を通して「次世代まで残していきたい自然と、守っていきたい家族の絆(きずな)を追求する」。
 一例として荒廃した森林を購入し、環境保護団体のトラスト(信用保管)活動向けに寄付。美しい森をよみがえらせるために整備を行っている。自然・文化創造会議/工場(議長・倉本聡、副議長・C・Wニコル)と提携。
 「アファンの森」(長野県信濃町)に隣接する2000坪強をCCCを介して買い入れ、C・Wニコル・アファンの森財団に協力して、「ぺコちゃんの森」と名付けた。秋にはミズナラ、ウバユリ、サワグルミなどが実を結び、小さいながらも、豊かな自然が広がる森になっている。
 さらに「ファミリーのふれあい」を深めるのは、ぺコちゃんやアンパンマンを起用した千歳あめで祝う「七五三フェア」。
 また主力ブランドのチョコレート「ルック」は05年度以来、2ケタの伸びを示す一方、チョコチップクッキー「カントリーマアム」も、オフィスと家庭内で「語らいと憩いの場」を広げている。

〈カンロ〉

秋・冬はひんやりすっきりのど飴で
 一粒ふくむと「ひんやり感」が口じゅう広がり、舌先からはほろ酸っぱい味覚がやさしく伝わる。そしてのど全体が「すっきり」。「キシリCのど飴(レモン味・グレープ味)」はカンロの自信作だ。
 創業1912年、飴・キャンディー分野のパイオニアである同社が「のど飴」市場を開いて21年。「原材料を厳選、技術の粋(すい)を結集した」(奥村守福岡支店長)。
 冷たく感じるキシリトールの結晶に、ビタミンC配合の「キシリC」キャンディーと組み入れた。合わせてノンシュガータイプの(砂糖は含まない)で、カロリーを40%カット。1袋で3000ミリグラムのビタミンC(レモン150個分)を調合するなどの「リング型製法特許」も取得した、「折り紙付きの高機能キャンディー」といえる。
 空気も乾燥し、吹く風も肌寒く感じ始めるこれからの季節には、「やさしく、さわやかに」のど飴で口中へのいやしとうるおいを。

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