▲扉に戻る
トリプルアットコーポレーション
各企業のオフバランス化を推進
ジャスダック上場も視野に
独自の財務コンサルティングで
新たなリース形態を提案
荒木 謙吉社長
|
トリプルアットコーポレーション(福岡市、荒木謙吉社長)は財務コンサルティング、アセットマネジメント(資産運用)などを主力業務とし、飛躍的に業容を拡大している成長企業だ。05年8月期の売り上げは23億円を達成、さらに06年度は約35億円の売り上げを見込むなど、09年のジャスダック上場を視野に入れつつ、新たな市場開拓に余念がない。
もともと同社はeコマースで自動車パーツを取り扱っていたが、グループ企業である自動車整備工場のリース業務を一括して請負う事業を企画・立案したところ、これが見事に成功を収め、大きな自信を生んだ。手応えを感じた荒木社長はその後、車両だけでなく、工場、プラント、店舗など各企業が抱える有形固定資産に注目、これらをリース化することにより効率的に資産を減少させるオフバランス化を提案し、多くの企業から圧倒的支持を集めたのである。
トリプルアットコーポレーションの本社
|
リース化を図る場合、これまでは各企業がそれぞれメーカーリース会社と個別に交渉を行っていたが、同社では顧客に代わり一括してリース交渉業務を行うため顧客が独自に行うより有利に交渉を進められるメリットが生じる。しかも同社が提携しているリース会社は23社にものぼり、リース化する物件、内容に応じてふさわしいリース会社を選択できる強みを併せ持つ。
こうしたやり方はこれまでの枠に捕らわれない新手法として大きな反響を呼び、それがそのまま売り上げの拡大へとつながったのである。
荒木社長は「リース化という提案をする中で、お客さまのさまざまな要望を受けた。それに応える形で出来上がったのが当社のビジネスモデルであり、他社にない特徴を持っている。敢えて言うと、リース業というより、リース手法を用いて企業の財務・会計をコーディネートする事業」と自信の表情を浮かべる。
東京丸の内に支店を開設
首都圏市場を本格的に開拓
現在、同社の主な取引先はそのほとんどが上場企業をはじめとする大手企業だ。東京本社の企業も多いことから、05年6月、青山オフィスを開設したが、さらなる首都圏開拓を図る意味から今年8月には丸の内支店を開設する計画だ。特に首都圏においては不動産流動化などの金融ファイナンス事業に注力する考えだ。荒木社長は「大企業の本社がある丸ノ内に支店を構えることはそれだけ当社の提案する仕組みが大企業にマッチしているということ。今後はこれまでの仕組みに加え、不動産業務も積極的に取り組んでいきたい。この不動産部門の成否が今後の展開のカギを握っている」と意気込みを語る。
まだ31歳と若い荒木社長だが、その目には絶対の自信がのぞいている。
|