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ジェネック
中国事業と自動車関連が活況
コスト管理を徹底し事業拡大を図る
中国国内輸送を拡大
アカシアラインも満船
福生 和彦社長
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博多港、門司港を拠点とし、外航、内航海運、港湾運送などを行うジェネック(北九州市、福生和彦社長)。燃料費の高騰や人件費増加という厳しい環境の中、中国事業や国内の自動車関連輸送が好調な伸びを見せ、06年2月期の売上高は157億円、経常利益は1億7000万円となった。
中国事業では早くから大連に現地法人を設立するなど積極姿勢を見せてきたが、ここへきて中国東北3省(遼寧、吉林、黒龍江)に特化する戦略が功を奏し、着実な伸びを見せている。同社はこれまで大手との差別化を図るべく、内陸で使用する10台のトラックすべてを日本製にするなど顧客の信頼獲得に全力を注いできており、さらに保有台数を増やし、受注増につなげていく考えだ。
また86年にシノトランスと設立した現地法人・大連コンテナフレートステーションや昨秋稼働したパナソニック・コミュニケーションズ(PCC)大連の調達物流も順調だ。今後は大連以外にも瀋陽、長春、ハルビン、東北ロシア、内モンゴルなど経済発展が見込まれる有望な地域に倉庫や営業所を新設し、領域拡大を図っていく。
外航に目を向けると、大連・青島と九州・関西を結ぶ定期コンテナ航路「アカシアライン」が好調で、ほぼ満船が続いていることから、昨年3月、船舶代理店業の「ジェネック大連船務」を独資で設立した。現在取り扱っている貨物に加え、新たな品目も増やしていくという。さらに中国以外でもシンガポール、マレーシア、ロサンジェルス、メキシコなどでPCCグループの現地工場への部品調達、材料管理業務を請負っており、今後、PCCが進出するベトナムハノイの新工場への対応も万全だ。
国内の自動車関連業務を強化
利益率3%台を目指す
一方、国内の自動車産業向けでは、同社本社がある門司ではトヨタの新門司自動車物流センターにおいて同社とフジトランスコーポレーションがトヨタの完成車の船積みと部品トレーラーの陸揚げ業務を受託するほか、宮田工場への輸送も同社の子会社が引き受けている。今後はトヨタ自動車九州の増産に伴う取扱増も期待されるほか、日本郵船との連携をより深め、あらゆる物流事業に取り組む姿勢を見せている。福生社長は「当社の将来を見据えたとき、新規顧客にいかに食い込んでいくかが何より大事だ。その成否が当社の今後のカギを握っている」と語る。
また福生社長は不採算部門からの撤退や合理化を図り、徹底した財務強化を図る考えだ。「売り上げはもちろんだが、利益率アップを図りたい。大幅アップの経常利益2億4000万を目指す」と並々ならぬ意欲を燃やしている。
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