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山下医科器械
医業経営コンサルティング企業として
医療機関のベストパートナーへ
「地域医療への貢献」理念に
社会の信頼と期待に応える
山下耕一社長
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1926(大正15)年の創業以来、医療機器ディーラーとして「地域医療への貢献」という経営理念を追求し続ける「山下医科器械」(長崎県佐世保市)。今年2月東証二部上場を果たし、3月にISO9001とISO13485を全事業所同時取得するなど、企業価値および品質の向上を積極的に推進。06年5月期決算は、計画を上回る売上高324億円を見込み、九州での業界トップの地位を不動のものとしている。
診療報酬の引き下げや薬事法の改正など、医療業界を取り巻く環境は厳しさを増している。そうした中でも同社の業績が順調に拡大する要因は、トータルメディカルサポート(TMS)の拡充にある。これは、設備・機器・情報・サービス、病院の開業から運営まで、医業分野に関する問題を総合的に支援するシステムのこと。医療機器の販売、レンタル、メンテナンスという従来型のディーラービジネスが進化し、医業経営の質を高める付加価値を提供するソリューションビジネスへと変ぼうを遂げた訳だ。
「さらに社会の信頼と期待に応える企業となるために」、今期から09年5月期までの3カ年にわたる中期経営計画をスタート。経営実行体制の強化を目的とする同中計が目指すのは“脱ディーラー”。「業界環境が激変する今こそ大きなビジネスチャンス。今後、医業経営のコーディネートやマネジメントに対するニーズが一層高まることは確実」なことから、医療機器部門をコア事業にTMSをさらに拡充、「事業の展開をさらに加速していく」方針だ。
医業経営を支援する
多機能ショールーム
佐賀県鳥栖市のTMSセンター(13,200平方メートル)にある多機能ショールーム内の手術室
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同社は03年12月、TMSの具体化策の1つとして佐賀県鳥栖市のTMSセンター内に多機能ショールームを開設した。多様な医療機器を取りそろえた常設のショールームは全国初。実際の医療現場を再現しているだけでなく、医業経営コンサルタント資格者を置いてディスカッションする場を提供している。九州における新規開業は年間400件にのぼる。「新規開業するドクターは真剣に社会のニーズにマッチしたクリニックをつくりたいと考えている」という。ショールームの開設以来、多くのドクターや医療スタッフが来館。昨年だけでも約80件の新規開業を手掛け、医療セミナーも開催するなど、医療機関と同社をつなぐ貴重な空間となっている。
山下医科器械が掲げるテーマは“for medical design”(=医業の世界をデザインする)。これからも同社は、「我々の存在価値とは何か」を模索しながら専門性・総合性の強化を図る。加えて、医療現場が求める多様なニーズに対して的確なサポートを追求。医療機関のベストパートナーとなれるよう医業経営コンサルティング企業としての地位を高めていく。
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