▲扉に戻る
ストーンマーケット
売上高100億円到達間近も通過点
逆転の発想でオンリーワン企業へ
今年度中にも100店舗達成
海外出店も着々と展開
中村泰二郎社長
|
天然原石と天然石を使ったシルバーアクセサリーの販売を手掛ける「ストーンマーケット」(福岡市、中村泰二郎社長)。94年10月に第1号店(熊本上通店)を出店以降、積極的に店舗網を拡大。今年3月までの店舗数は国内だけで75店を数える。「国内における積極出店の最終年度」(中村社長)と位置付ける今年度は、新たに25店を出店する計画だ。併せて、海外進出も着々と進行中。05年3月に中国・香港に独立資本の現地法人「ストーンマーケット香港」を設立。4月には海外1号店「ストーンマーケット香港Festival Walk店」をオープンした。今年度内には、香港2号店とマカオへの新規出店を予定している。
ストーンマーケットが急成長を遂げた背景には“逆転の発想”がある。例えば、店舗の外観や内装が統一されていない。全国展開を図る企業としては極めて珍しいが、そこには「天然石をファッションとして気軽に楽しんで欲しい」という第1号店創業時の思いがある。つまり、「各店には地域特性や客層に見合う外観および商品構成が必要。それぞれが個性を磨くことで相乗効果が生まれる」という訳だ。さらに、新店舗の運営コンセプトや経営戦略についても、各店長の主体性を尊重する。こうした個店の集合体というスタイルの徹底が要因となり不採算店は1店も存在しない。3月期の連結決算で、売上高は前期比150%増の80億円となった。今年度の売上高100億円達成も確実な勢いをみせる最大の理由もここにある。
高級リゾート施設も建設中
アクセ業界の地位を向上
海外1号店となる「香港Festival Walk店」(05年4月オープン)
|
好調なアクセサリー販売に加えて、新たな事業にも着手している。その第1弾が、設計段階から同社がプロデュースするリゾート施設「ストーンマーケットリゾート」(仮称)(福岡県前原市)だ。110メートルの海岸線と接する抜群のロケーションを生かし、宿泊だけでなく婚礼設備なども備えた複合施設にする計画で、07年7月の完成を目指す。同施設の完成を中村社長は「新たな2つの事業展開の布石」と捉える。その事業とは婚礼事業とマンション事業。後者は、同社が持つ内装や家具・調度品の調達に関するノウハウを施設の利用者に披露することで新たなビジネスチャンスへとつなげる狙いがある。
ストーンマーケットが果たしたもう1つの功績。それは「10数年前までは認知されていなかった」アクセサリー業界の地位を確立したことである。同社はアクセサリー販売の全国展開の先駆けであるだけでなく、事業拡大による新しいカテゴリー創設という現象をも生み出したわけだ。福岡発、全国へ、そして世界へ。これからもストーンマーケットは、アクセサリー販売をベースに積極的に新しい事業展開を図っていく。
|