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正晃
過去最高の売上高320億円を達成
試薬や機器類など主力商品が好調に推移
試薬の卸屋から
医療学術の総合ディーラーへ
印 正哉社長
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九州、沖縄、山口および首都圏などで臨床検査薬、一般試薬、医療機器、理化学機器などを取り扱う正晃(福岡市、印正哉社長)の勢いが一段と加速している。
05年度3月期決算は306億円の売上目標に対し正晃単体で売上高320億円を達成し、経常利益もグループ全体で6億円を超えた。医療を取り巻く状況が厳しさを増す中で過去最高の売り上げを達成した印正哉社長は「社員一人ひとりが目標に対し最後まであきらめず頑張った結果であり、素直に喜びたい。特に下期の伸びは驚異的で、うれしい読み違いになった」と思わず表情も緩む。
こうした伸びの要因は取り扱い商品のほとんどが売り上げを伸ばしている点にある。売り上げの4割弱を占める臨床検査薬は、医療費抑制に対応すべく、早くから九州全域をはじめ山口、沖縄へのエリア拡大を図った結果、新エリアの数字が全体の伸びに大きく貢献し、戦略が見事に功を奏した。また3年前から進出している首都圏では10億円の売り上げを確保した。首都圏は大学や研究期間も数多いことから、今後も積極的に増員を図り、売り上げ増を図る考えだ。
また3割弱を占める機器関係は九州各県や首都圏の国・私立大学医学部や附属病院で着実な伸びを見せるが、なかでも遺伝子操作などに使われる最先端の超精密分析用理化学機器は金額が大きく、大きな柱となりつつある。さらに機器類に付随して一般試薬や消耗品と呼ばれるビーカー、手術着、ゴム手袋なども売り上げが伸びる相乗効果を生みだすなど試薬の卸屋から医療学術の総合ディーラーへ大きく転換している。「医療機器は価格も高額なうえ、機器購入にあたってはかなりの時間を要する場合が多い。そのため日ごろから地道に提案活動を行う必要がある上、専門的な知識やメンテナンス技術もいる。まさに日ごろの努力の積み重ねが生んだ成果と言える」と印社長は分析する。
中国ビジネスで販路拡大
決起集会で予算達成を誓う
正晃の本社ビル
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正晃は数年前から中国にも進出し、心臓エコーの3D画表示ソフトや臨床検査薬、医療用機器などの販売を行い、売り上げは2億円を数えている。今後は現地法人「上海正晃」を設立し業容を拡大する計画だ。また新規事業として数年前から展開する健康食品も好調だ。免疫力を高める物質として医学界で注目を集めている「フコイダン」を原料にして自社開発した健康補助食品フコイダンシリーズは約5000万円の売り上げだが、利益率が他の既存商品に比べて高く、オリジナルブランドとして今後の期待が一層高まっている。
去る6月17日には市内ホテルで決起大会を開催した正晃。社員全員が目標達成に向かい新たなスタートを切った。
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