2005年12月号147ページに掲載
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大法山病院

森林中で深呼吸、広大なスペースで自然の恵みとコミュニケーションを楽しむ

田中得雄院長

福岡県田川市大字猪国690
TEL.0947-42-1929
http://www3.ocn.ne.jp/~taihozan/

●診療科目 精神科・神経内科・
 内科(循環器・消化器)・
 リハビリテーション科
●診療時間 平日 9:00 〜 12:00
                   13:00 〜 17:00
               土曜  9:00 〜 12:00

 大法山病院(福岡県田川市)は1960年に、46床の個人病院として開設。北部九州・筑豊地域での精神科専門病院として中核的な位置を担ってきた。田中得雄院長の診察・治療上での考えは「野山の緑と小川のせせらぎ。大自然の中で、多くの人とのびのび心身を解放しながら『人間らしい』生活を取り戻すこと」にある。
 そのために73年までは集中的に病床を増設、95年以降は循環器科、消化器科、リハビリテーション科など増科しながら看護態勢も拡充し、00年からは病棟を新築すると同時にバレー、バスケットボールから舞踊、演芸会まで楽しめる多目的ホール(体育館)もお目見えした。さらに05年7月には精神科一般病棟174床が完成。56万1000平方メートルの広大な敷地の中に、全病棟534床が整い、医療法の施設基準をはるかに上回る、1床当たり8平方メートル以上でのメディカル・ケア環境が実現した。

56万1000平方メートルの敷地に534床の病棟で総合的ケア

 とりわけ同病院では、「総合的、複合的な診療ができる」メリットが大きい。北部九州を中心に重度の症状、さらに中・長期の療養を必要とするケースも受け入れる。アルコール中毒や薬物依存など、胃・肝臓障害と合併した症例にも対応する。統合失調症では(一時的に)正常に回復しても症状再発の可能性がある場合もあり、緊密で根気強い治療が不可欠でもある。

精神と身体は、身土不二 露天風呂で「魂の救済」を

北西方向に金国山を仰ぎ、東南に猪位金川が流れる。建物右、白い部分が2005年の新設病棟
 同時に、私たちの精神と身体は不可分であり、常に、環境や風土とも一体(身土不二)でもある。
 そのため、ひのきや杉の原生林で一呼吸したあとは、果樹園や菜園に出かけ桃、栗、柿などを収穫、来春に向け自家製の梅干しも漬け込む。露天風呂をはじめ、全病棟に温泉が沸いており、1日の作業を終えたあとの入浴は何よりの「魂の救済」だろう。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)で、筋肉・関節の痛みはもちろん、慢性の痔疾、冷え性から皮膚病にまで、効能に期待がもてる。
 また急性期・専門から精神療養、老人性認知症疾患病棟まで、廊下、個室共に館内は広く開放的。「いつでもどこでも1人で閉じこもらず、たくさんの人と交流して自分を表現できる時・空間を演出する」ことから、リラクゼーションとコミュニケーションとに重点を置いた、次代の医療が約束されている、といえる。

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