2005年12月号144ページに掲載
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CRCグループ

環境検査・分析のすそ野を拡大
品質ISО取得でさらに弾み

江川洋会長兼社長

シー・アール・シー食品環境衛生研究所
福岡市東区松島3-29-18
TEL.092-623-2211
http://www.crc-group.co.jp/ESC/


専用水道水検査を開始

 臨床検査のシー・アール・シー(福岡市、江川洋会長兼社長)のグループ企業、シー・アール・シー食品環境衛生研究所(同)は、九州・沖縄、大阪をエリアに検査のスペシャリストとして万人の健康をがっちりサポートしている。8月からは専用水道の水質検査を開始した。水道法第20条にある水道水質検査の規定が改正、2002年4月に施行され、これまで保健所による専用水道検査の委託先が一部の機関に指定されていたのが「登録制」へ変更、緩和されたのを受けて登録の準備を進めていたもので、もとより井戸水や貯水槽などの水質検査にノウハウを蓄積、定評がある同社に検査依頼が相次いでいる。
 専用水道は、居住者の有無にかかわらず、生活に必要な水(主として井戸水)を1日最大20立方メートルを超えて給水する施設が対象で、貯水槽があるマンションやテナントビル、ホテル、学校、病院などがこれに当たる。水質基準項目は水道法改正のたびに増え続け、昨年4月の改正では46項目が50項目へ増加。発ガン性物質のトリハロメタンをはじめとする消毒副生成物や微生物などの検査が強化され、同社もこれに対応すべくイオンクロマトグラフなど5台の専用検査機器を導入、すべての水質基準の検査がカバーできる体制を築き、今回の登録を実現した。なお同社は、10立方メートル以上の簡易水道の供給についても従来通り検査、審査を受託している。
先進の水質検査機器を使用するなど、質の高い検査で定評がある

 水質検査で20年以上の蓄積があり、これまでさまざまな分野の検査で専門家としての力量をいかんなく発揮してきた。井戸水を中心にトリクロロエチレンといった有機化学物質や以前問題化したヒ素、温泉のレジオネラ菌の検出などのほか、他分野では、残留農薬、食品添加物などの検出、食品の栄養表示の成分分析、HACCPの衛生検査などを幅広く手がけ「検査はCRC」の呼び声が高い。

ISO取得で検査レベル向上

 同社は3月、品質マネジメントのISO9001の認証を販売部門を除く全部門で取得した。食品衛生検査、腸内細菌検査、飲料水適性検査、大気汚染検査など6分野にわたるもので、業界でも希少なケース。厚生労働省が正確な水質検査を期すため、検査受託企業に国際規格であるISOの取得を奨励していることもあり、同社に対する信頼はますます高まりそう。 「社内活性化にもつながっている」と手ごたえを得ている同社は、ISOの取得と専用水道水の検査開始でますます弾みがつきそうだ。

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