2005年11月号91ページに掲載
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物流未来

いすゞ自動車九州

「地域一番店の接客マナー」で、集客力、来店率共にトップレベルへ

專頭慶三社長

ISUZU
福岡市東区東浜1-10-85
TEL.092-641-7711
FAX.092-641-7744
URL http://www.Isuzu kyushu-Soumubu@kyushu.isuzu.co.jp

九州北部4県で広域統合 4年間で組織と業務を再生

本社社屋では、前面に「いらっしゃいませ」の文字が映える
 いすゞ自動車九州(福岡市、專頭慶三社長)は、1999年から02年にかけて、いすゞグループのCV(Commercial Vehicle、商業車)を取り扱う福岡、佐賀、長崎、大分の4県の販売会社6社の「全社的な組織再構築と、根本的な業務改善を目指した広域統合」で発足した。
 この8月からは、現在地に本社社屋と九州最大規模のサービス工場を完成し、車両のメンテナンスや車検入庫、さらに新車の販売まで「すべてに対前年度比を大きくクリアする」(專頭社長)幸先のいいスタートを切っている。売上高、収益率、財務体質共に大幅に向上して、取引先、ユーザーから金融機関まで信頼は厚い。同時に同業他社から他業界まで、その短期間の“再生劇”には多くの注目が集まっている。こうした「V字型回復」の原動力になったものは何か。專頭社長からは「集客力」「来店率」といった言葉をよく聞くが、流通業や観光業ならいざ知らず、物流業のトップからこんな言葉が飛び出てくるのは、新鮮な響きでもある。

百貨店やシティーホテルと同格の店舗戦略を導入

   それもそのはず、專頭社長が企業再生の根幹に置いたのは「だれでも出入りしやすく、また、足を向けたくなる店舗作り」だった。 こうなると、限り無く百貨店やシティーホテルの営業姿勢に近づくが、この4年間で同社スタッフが身に付けたのは、まさに「地域一番店の接客マナー」であり、これが着実に市場の支持を勝ち取った。社内全部門での日常的なあいさつや笑顔に始まり、スピーディーかつ的確なサービスを徹底した。
延床面積987坪のサービス工場は、全国のいすゞ自動車販売グループの中でも最大級
本社社屋では、前面に「いらっしゃいませ」の文字が映える

 事実、それらの評判が評判を呼び、他販売会社の牙城(がじょう)に食い込み、新車購入に至ったり、他メーカーの車をメンテナンスに預かることさえあるほど。全社一丸となった「気配り、心配り、言葉遣い」が、一瞬の商機も逃さない態勢を築き上げたといえる。
 こうした中で、京都議定書(2酸化炭素など温室効果ガスについて、日本は08〜12年の間に90年度比で6%の排出削減義務をもつ)の趣旨を受けた「自動車NOx・PM法」への対応も急ピッチ。ディーゼル車からのNOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出が抑制されるため、ディーゼル車の改良やCNG(圧力燃料ガス)を使う車両が増えている。「優良顧客との取引継続と新規顧客の開拓」の双方に、日々手ごたえを感じながら、物流業界の一角として地球環境への配慮も怠りなく進められているところだ。

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