2005年10月号134ページに掲載
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特集 不動産有効活用

コスギ不動産

熊本の発展に寄与し地域で、社会資本となる「本物志向」の開発を

小杉康之社長
熊本市九品寺3-15-4
TEL.096-366-5000
http://www.kosugi-f.com

投資家保護を念頭に置き全国初で不動産を証券化

 コスギ不動産(熊本市、小杉康之社長)は、同市内を中心に8000戸の物件を管理する地場最大手。同市内の5店舗で年間5000組の新規来店数を数え、入居率95%の賃貸仲介力を誇る。 オリジナルの賃貸マンション「ライズ」シリーズは40棟を超える開発実績があり、改正SPC法による全国初の不動産の証券化(2001年)も手掛けた。
 小杉社長が事業運営で重視するのは「地域貢献と本物重視」。例えば、不動産の証券化でかなめとなるのは「物件の収益力と安定性」だが、入居者ニーズなどの市場調査を徹底して、「高い収益と安定」の両立を実現している。
 証券化商品の販売に際しては、金融機関による元本保証を付加。また、より安全な優先劣後構造をアレンジし、リスクの高い部分は、自ら引き受ける。こうして投資家保護を優先してきたことが、個人・機関投資家の信頼を築き、この間培ったノウハウがリート(不動産投資信託)・プライベート・ファンドへの収益物件の企画と販売につながっている。同時に、地方における個人投資家の投資ポートフォリオ(金融商品の投資配分)枠を広げることにも寄与している。
 合わせて、熊本城築城400年祭などへの同県内企業初での寄付や、Jリーグ入りを目指すプロサッカーチーム「ロッソ熊本」の支援にも、小杉社長の地元に対する思いを表す一端が見える。
 「熊本に生まれ、熊本で育てられた企業だからこそ、熊本の発展に尽くすのは当然」との熱意なのだ。

都市基盤の一環として
市場価値を高める事業へ

土地診断に始まり、物件の企画から税務アドバイス、収支と資金の計画、さらに入居者募集から管理・経営コンサルティングまで、一貫したシステムが際立っている
 また、同社が目指すのが「地域の社会資産となる『本物物件』の提供」。どんな物件も、年数が経てば建物は老朽化、企画も陳腐化するのは免れないが「5年、10年先を見据えた品質と性能を確保したい」。近未来の近隣環境や景観にマッチした外観から設備、仕様など先進のスタイルを取り入れる。例えば、11年春の九州新幹線開業に向け、JR熊本駅周辺が整備され、商業集積や文化・観光スポットの開発が急ピッチに進むが、不動産も都市基盤の1つ。 「地域経済に活力を与え、不動産市場に新しい価値を加味していくための公共ストック(資本)」として、物件のオーナーから入居者、同社まで「三位一体で三者共に恩恵に預かる」事業の実現に余念がないところだ。

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