2005年10月号132ページに掲載
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特集 不動産有効活用

ディックスクロキ

明快な「収益還元力」を武器に不動産ファンド、個人富裕層に支持が拡大

黒木透社長
福岡市中央区高砂2-11-11
ヘルスビジネスビル
TEL.092-523-3737
http://www.dix-kuroki.co.jp

有力物件が、全国銘柄としてJ-REIT市場にもノミネート

 ディックスクロキ(福岡市)は、株式公開企業(ジャスダック市場、証券コード8884)として唯一「賃貸マンション1棟売りに特化した、デベロッパー」(黒木透社長)として、独自の個性と存在感を放っている。
 特にこれまでの不動産は、公示価や路線価に基づく取引事例法での値付けが主流だったが、同社では周辺の自然・経済環境の変化や入居率や家賃の動向まで見越し、その物件が将来にわたってどれだけの利益をもたらすのか、収益還元法に根差した物件の値付けによって、不動産ファンドから個人富裕層を中心に強い支持を集めている。
白金2丁目マンション(仮称、約5.7億円)06年3月にJ-REITとして上場予定のエルシーピー投資法人に組み入れる方向

 実際、同社が開発する物件の収益性は折り紙付きであり、J-REIT(日本版の不動産投資信託)でも評価され、すでに4物件(グランブルー博多、グランブルー平尾、セレーノ天神南、ブルーマーレ)が全国銘柄としてJ-REITのポートフォリオに組み込まれている。投資家から集めた資金で物件を購入、賃貸料収入や売却益を投資家に分配する仕組みであり、これまでの同社の取り組みと実績に期待が寄せられる。また、同社が手掛ける賃貸マンションは、新築だけではなく、既築の物件にも及ぶ。例えば福岡市都心部で仕入れた中古物件のエントランスのリメークや、畳の部屋のフローリング化など進め、入居率を95%前後にまで回復。1棟当たり2億円程度で、多くの引き合いを呼ぶ。

企画力とスピードに自信
独自の個性と存在感放つ

古小烏マンション(仮称、約6億円)。06年3月にJ-REITとして上場予定のエルシーピー投資法人に組み入れる方向
 こうした一連の展開で特筆すべきは、「企画力とスピード」。賃貸マンションの収益性を決めるカギは「立地・間取り・環境」に尽きるが、この3点を満足できる用地を厳選、取得できるかどうかで、事業の成否を左右する。同社では早ければ2日間で用地仕入れを決裁、その用地に最適のプランニングを図る用意があり、これが他のデベロッパーとの決定的な差別化要因となって、物件にも反映する。
 すでに不動産ファンドの間では、投資は「東京の次は、大阪を越えて福岡」というのが常識で、福岡市中心部の大型開発を注視している。
 同時に個人富裕層でも、銀行預金、債券などの長引く低金利傾向や株式の運用リスクを回避するマインドが濃厚で、「利便性、住環境共に優れ、未来に富を生む有力物件が出れば」との声を耳にする。
 まさに、冒述した個性と独自性が際立ってきているゆえんである。

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