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コーリンエンジニアリング
高性能・高品質・高効率なコージェネシステムを自社一貫製造で短期に完成
エコノミカルでエコロジカルな
「熱電併給」装置でシェア50%超
幸松了社長
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発電機器製造のコ−リンエンジニアリング(福岡県宇美町、幸松了社長)は、常用・非常用の発電装置からガス・コ−ジェネレーションシステムまでを手掛けて急成長。この10年間で、売上高が9倍にアップ、2003年4月期には01年同月期比2倍増で25億円、さらに05年同月期は33億円にまで伸長した。コ−ジェネレーションシステムでは、発電機が「発電した電力」と、発電時に「放出される熱」を同時利用する(熱電併給)。
ディーゼルエンジンで電気を起こすと同時に、排気ガスから出る熱やエンジンの冷却水を冷暖房設備や給湯に効率的に再利用するため電力消費は少なく、大気汚染もない。「エコノミカル(経済的)であり、エコロジカル(環境にも配慮)でもある、次世代型装置」(幸松了社長)で、病院やシティーホテル、ショッピングセンターなどで導入が相次いでいる。
製造の現場には、システムの開発段階からの受注と、エンクロージャ(防音パッケージ)だけを製造する受注とがあるが、同社は、中型コ−ジェネ(150〜500kw)のエンクロージャで全国シェア50%を超える。 コ−ジェネは(1)できるだけ小さいサイズで(2)エンジン音も低い仕様を(3)短期間に完成、納品することが求められるが、同社の強みは市場の変化を予見しながら、こうしたニーズに応え続けられる点に集約される。
同社はもともと、1986年に幸松社長が林正博氏(現・常務)と共に個人企業として創業(社名は両氏の名字、コ−「幸」リン「林」から)。油圧装置の制御システムやオイルタンクの製造を起点としてスタートする。
3大市場ニーズを完全に先取り
エネルギーは、石油からガスへ
発電機器の試験ヤードを増設(面積895平方メートル)し、量産化を急ぐ本社工場の入口
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幸松社長は前職(日本電熱)時代に発電機と熱回収の開発で実績を積み、人脈も多かったことから88年には日本石油(現・新日本石油)開発部といすゞ自動車からコ−ジェネの製造を受注。開発と製造の集約化を進め、あらゆる発電ユニットを開発・設計から板金・塗装・アッセンブリ−(組み立て)・検査まで、自社内一貫で製造するシステムで、先述の3点をクリアし続け、ヤンマー、三菱重工、日立製作所など大手からの受注増につながった。この間、エネルギー政策も環境保護への配慮や中近東の原油高の影響などから「石油からガスへ」というトレンドが鮮明になった。
京都議定書(97年に地球温暖化防止京都会議が採択。2酸化炭素などの温暖化ガスについて、日本は08〜12年の間に、90年比で6%の削減義務を負う)の取り決めを待つまでもなく、「持続可能な経済成長」に向けて意識の高い事業所ほど、ガス発電機器の採用に積極的であり、引き合いは多い。このためさっそく、この11月にはガス・コ−ジェネ専用工場(筑紫野市)も本稼働する運びという。
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