2005年8月号90ページに掲載
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JR九州リテール

合併でますますパワーアップ 九州独自の商品づくりに弾み


店舗間の相乗効果が狙い
統合効果出す

石谷忠良社長
 7月にJR九州グループのJR九州リーテイル(福岡市、石谷忠良社長)と九州キヨスク(北九州市、同)が合併、社名をJR九州リテール(福岡市、同)として新たにスタートした。コンビニエンスストア「am/pm」、駅構内売店「キヨスク」を中軸とする店舗間の相乗効果が狙いで、石谷忠良社長も「お互いのいいところを取り入れ、統合効果を出していきたい」と意欲的だ。
 同社はam/pmの九州でのエリア・フランチャイジーという一方で、JR駅構内にキヨスクやコンビニ「生活列車」、各種物販店などを持ち、大きくは市中と駅構内の2つの事業を展開している。am/pmは参入以来6年間で100店舗を出店、今後の出店加速をにらんでおり、中でも九州最大の経済圏である福岡県に集中的に出店していく意向。4月にはam/pmがレックスグループの傘下となったのを契機に、商品開発にも拍車がかかっている。日配品に力を入れ、本部と共同でオリジナル品の開発に努めている。中でも好評な「手包みおにぎり」「ボリュームサンドおにぎり」や、弁当の「九州黒づくし」「九州あさり飯」などといった九州ならではの個性派食品がぞくぞくと登場。長崎市の中華料理店と提携する長崎ちゃんぽんや皿うどんも近々発売予定。運営についても、同社と本部、オーナーの3者が一体となっている。

店舗開発も一体化
九州オリジナル品を開発

am/pm和白病院前店
 キヨスクをはじめとする駅構内店は、グループ会社の店舗が多くあるため「グループ全体の最適化」を目指しつつ、仕入れ一元化や店舗開発の一体化といったメリットをフルに生かすつもり。同じ構内のバラエティショップ「メリーメイズ」や博多座にある土産店「雅」などは市中に出店しており、同社長は、例えば写真やクリーニングなど異業種を併設し何でも取り扱う複合店の開発も模索する。
 さらに石谷社長は「お客さまに利益を還元したい」として、早く安定した利益構造の会社へと社員に説いている。JR九州グループの資金力をバックボーンに、合併でますますパワーアップしていきそうだ。また、前述したようにam/pmのFCにもかかわらず自らが商品を開発。売ることに対する執着心が強く、必要であれば本部の商品を九州人の好みに変更するという圧倒的な情熱があるだけに、たとえ地域で開発された地産品であっても「喜んで売らしていただく」と歓迎する。
 こうした開発商品を多くの店舗に生かしていくことが、今後の成長に弾みをつけることになるのは間違いない。九州独自の取り組みが、ますます進みそうだ。

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