2005年8月号76ページに掲載
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メモリードグループ

地域密着型店舗の積極出店で市場占有率の飛躍的向上を目指す


大型総合施設の拠点整備は一巡

吉田茂視 社長
 ここ2年間ほど、大型の総合冠婚葬祭場などによる拠点整備を進めてきた冠婚葬祭事業のメモリード(吉田茂視社長)が2006年度以降、地域密着型店舗の積極出店に転じる。
 同社の最近の設備投資は、目を見張るものがあった。代表的な施設では、03年10月開業のロイヤルチェスター福岡、同年12月のロイヤルチェスター太田(群馬県太田市)、04年にはアルカーサル迎賓館を群馬・埼玉両県に開業。さらに、同年11月には、その集大成となる総合葬祭施設「大橋メモリードホール」を地元長崎市内にオープンした。同施設の特徴は、中・小規模の葬儀はもとより、九州最大の1000人収容の大型葬儀専用ホールを持つこと。
 吉田社長は、「大橋メモリードホールをはじめ、新設した総合婚礼・葬祭施設はどれも地域に受け入れられ順調に推移している。今後は、さらなる地域密着を目指し、140〜150人収容の葬祭場を整備していきたい」と話している。

地域密着型店舗を100カ店体制に

ステンドグラスに彩られたドーム内観
 具体的には、現在50余りある葬祭場を今後10年間で100カ店体制にまで引き上げることが目標になる。
 同社によると、高齢化と少子化により葬儀関連事業を取り巻く環境も厳しさを増しており、価格競争による競争が激化している。
 そうした中で、地域に浸透していくためには、営業エリア内における需要を勘案した拠点整備を進める必要がある。
 同社の営業エリアは、九州域内は長崎、福岡、佐賀、宮崎の4県と、東京、埼玉、群馬の合計1都6県で、店舗網は九州圏内と首都圏でバランスしている。だが、出店エリアを詳細に分析すると、市場占有率でややバラつきが見られることから、地域ごとの占有率で過半数以上を押えることができるようなネットワークを築いていく方針。「例えば、群馬県前橋市における当社の市場占有率は現在、60%前後まで高まっており、長崎、宮崎でもそれに近いところまで引き上げる出来た。これからは、福岡・埼玉両県などのシェアを拡大すれば、月間の受注件数を現在の約1000件から倍増させることも視野に入ってくる」と吉田社長。

次世代を担う新規事業の芽を育む

 3年後の08年春には、長崎市内を一望する秋月地区に宴会場とレストランを併設したコテージ型ホテルを開業する。来秋までに造成工事を完了し、07年に着工する予定で現在、設計など施設の詳細について詰めを急いでいる。
 グループ企業が担っている貸衣装・レンタルブティック、通販事業も堅調に推移。「冠婚葬祭業をベースにしながらも、新しい事業も芽を育んでいきたい」という。

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