2005年4月号141ページに掲載
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中村学園大学

「三位一体で高度専門研究体制を確立」

藤本 淳学長
 2004年に学校法人中村学園の創立50周年を迎えた。本学の伝統は実学を重んじ、専門的で実践的な知識と技術を習得するスペシャリストを養成、教育界や医療界、実業界の評価を一段と高めてきた。4年制大学は約9000人、短期大学は約2万9000人の卒業生を社会へ送り出し、就職率も毎年90%を超えている。
 今年4月には大学院人間発達学研究科修士課程を開設、保育や教育の諸問題を科学的に探求する高度専門家を養成していく。これで栄養科学、人間発達学、流通科学の3学部すべてが大学院をもち、より専門性の高い研究と人材育成が図れる。また、同月から大学付属のあさひ幼稚園を新築・移転し、施設を拡充する。

中国との学術交流推進 3学部で研究所を開設

 東アジアの玄関口である福岡市の優位性を生かして中国の教育・研究機関と学術交流を進めている。95年に上海中医薬大学と学術交流協定を締結したのに基づき、04年4月には中国の伝統医学と日本古来の薬膳とを結合した薬膳科学研究所を開設。また、産学官連携事業を進めるため、8月には福岡県工業技術センターとの間で機能食品の効果を探るための分析について、技術提携の基本協定を結んだ。

 さらに、10月に中国・遼寧中医学院職業技術学院と栄養学、流通科学の各分野に関連する学部、学科で、高い専門知識と技術をもつ人材育成を目指した留学生受け入れの基本協定に基づき、留学生受け入れを開始した。
 流通科学部では、大学院流通科学研究科の修了生を輩出する来春をめどに、大学院と連携してアジアにおける食品の物流に焦点を当てた「流通科学研究所」の開設を計画している。人間発達学部でも、07年を目指し、今春開設の大学院と連携する「発達支援センター」設置について準備に着手、子育て支援を専門的な立場からバックアップしていく予定である。

ハード、ソフト拡充で地域共生、人材輩出

 このように3学部が取り組む分野において、それぞれの学部、大学院、研究施設が三位一体となった高度専門研究体制を整備、専門性の高い職業人と研究者を養成することで、人材育成や共同研究の社会的ニーズに十分応えていきたいと思っている。
 2月に開通した市営地下鉄七隈線の別府駅側に東門(写真)を設け、昼夜開講の大学院生、特に社会人学生などに好評だ。今春の入学試験から大学入試センター試験を利用した入学試験も実施し、大幅な志願者増を見た。校舎の新築による教室や実習室などの拡充も検討中で、ハード、ソフトの拡充によって地域共生、人材輩出に今後とも努めていきたい。


【理事長】 中村 量一
【学 長】 藤本 淳
【創立年】 1953年
【開学年】 1954年
【建学の精神】
1 人間教育の根幹〜日本人としての自覚をもち「清節の風をたっとび、感恩の情にとみ、労作にいそしむ」人格の形成に努める。2 教育実践の基底〜「形は心の現れである」を信条とし、その実践に努める。3 教育研究の基本〜理論と実際の統合を図り、学問と生活の融合を重んじ、教育と研究に努める。
【所在地】
〒814-0198 福岡市城南区別府5-7-1
TEL.092-851-2531(代表)
【URL】 http://www.nakamura-u.ac.jp/
【設備・施設】
情報処理センター/行動実験室・観察室、電子顕微鏡室/図書館/薬膳科学研究所/健康増進センター/学生ホール/学友会館/留学生宿舎
【学部学科】
〔栄養科学部〕栄養科学科 
〔人間発達学部〕人間発達学科 
〔流通科学部〕流通科学科
【大学院】
〔栄養科学研究科〕
栄養科学専攻博士前期・後期課程
〔流通科学研究科〕
流通科学専攻修士課程
(人間発達学研究科)
人間発達学専攻修士課程(05年4月開設)
【短期大学部】
食物栄養科/家政経済科/幼児保育科

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