2005年3月号144ページに掲載
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特集 人材派遣

ドクター・エージェント

「『生命、身体、財産』を預かる人材紹介業」


宮崎敬二社長
 ドクター・エージェントは、現職医師と医療機関(病院、診療所)のベストマッチングを目指す。これまでの医師の就・転職では(1)大学病院が医師派遣の人事権をもち、地方の病院もこれに従わなくてはならない風潮が強く、(2)医師の都会志向もあって、医師の遍在(都市部に多く地方に少ない)が続く中、(3)転職でも、大学医局という限られた組織内での異動が主流で「医師本人の意志で、自分の能力が発揮でき、納得できる雇用条件の職場を求めることが難しかった」。
 一方で、医療業は情報・知識集約産業の最たるものであり、医師の技能と成果がそのまま医療機関の評価につながる。すべての病院では、経営状態の好・不調にかかわらず、恒常的に優秀な医師を確保しておきたいところ。
 特に、2004年からは新人医師に臨床研修病院などでプライマリ・ケア(初期治療)の習熟を重視した研修を行い、患者を全人的に診る能力を育てる「臨床研修必修化制度」が導入された。一方で、病院間で“医療格差”があるのは事実。そこで患者が病院を選ぶときに不可欠な病院側の「治療成績公開」も進んでいる。臨床評価指標を統一しながら病院の実績を開示して、その実力を公平に比較する取り組みだ。
 ここに、地域間での医師不足を是正して、医師本人のキャリアアップを図りながら、病院経営にも貢献するドクター・エージェントの存在意義がある。同社では医師側に幅広く就・転職情報を提供して、病院側の求人・待遇条件と照会しながら「医師と病院が十分に納得でき、両者の関係が永続するよう」綿密なコンサルティングを重ねる。決して大げさな表現ではなく、両者の関係には「常に個人の生命、身体、財産がかかっている」から医療専門の人材紹介会社としての同社の役割と展開は重要であり、社会的価値が高い。  ほかの人材紹介企業以上に、絶対に“ミスマッチ”は許されない。同社では、全スタッフが医療業界や病院経営に精通しているのは、あらためて述べるまでもない。

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