2004年11月号99ページに掲載
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物流特集

西久大運輸倉庫

品質、環境のISOを全社で同時取得
リアルタイムで物流を情報化

彌永 忠社長

NISHIKYUDAI
福岡市東区多の津1-20-14
TEL.092-622-2558
FAX.092-621-1207
URL http://www.nishikyudai.co.jp/

業務のレベルアップで物流のムリ、ムラ、ムダ無くす

 物流の情報化で業界をリードする西久大運輸倉庫(福岡市、彌永忠社長)は、情報化をベースにした一貫物流を手がけており、運送などの業務のさらなるレベルアップを図るべく9月には、業界では珍しく国際規格ISO9001と同14001を全社で同時取得した。
 倉庫保管、配送、物流加工、通運業、構内作業、保険代理、通関業務といった運送、同社が手がける一貫物流にかかわるあらゆる分野を対象に、全拠点、すべての部署で取得し業務の質を一気に押し上げた。彌永社長はその狙いを「会社のステップアップのため」と語るが、これに満足することなく「取得はあくまでもスタート。今後は担当者が代わってもすぐに引き継げるようにすべての業務をマニュアル化していきたい」と語り、物流のムリ、ムラ、ムダを省く物流サービスをさらに追求していく構えだ。
 地場運輸業にもかかわらず、このような質の高い物流を得意先に提供、同社の特長である「きめ細かで即応性がある地元に密着したマンパワー」を発揮することで、さまざまな物流に貢献している。

大型物流基地を建設 一括物流を一手に担う

同社が誇る3階建て配送センター(福岡市東区多の津2丁目)
 同社はGPS、NTTのDoPaを使って荷物やトラックの動きが瞬時に分かるリアルタイム運行管理システムを99年という早い時期から導入、営業拠点間を結び、効率的でスピーディーに配車することで、小口化や突発的なニーズに即応する万全な体制を構築した。加えて商品の包装や組み立てといった流通加工も行うなど、一貫物流を一手に担う。また、同社のルーツである通運部門も強化している。コンテナによる長距離輸送でJR貨物と連携し、社内での取り扱い高シェア11%程度を2-3年後には倍の規模に引き上げる考えで、交通渋滞や環境汚染に配慮した国のモーダルシフトを推進して注目を浴びている。
 このほど家庭用塗料や焼酎などの北部九州向け一括輸送を受託したのを契機に、福岡県吉井町の倉庫敷地を約2.4倍となる3万3000平方メートル超に広げ、これらの2次配送を同社がじかに行う配送センターを11月に完成、来年1月に営業開始する運び。福岡市多の津にある同社最大の物流基地とほぼ同じ規模で、荷主はいずれも業界トップや上位企業。同社の一貫物流に対する評価は年々高まっており、近い将来のニーズを予想して情報化や拠点構築に先行投資する同社長は、ここにきて「一括物流の引き合いが増えてきた」と手ごたえもいい。業容拡大に弾みをつけそうだ。

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