2004年8月号90ページに掲載
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西部日本エンタープライズ

人と自然の調和を実現しながら安定した収益構造を維持



“創造と破壊”を着実に実践ホテル賃貸事業に参入

中脩治郎会長
手島貞勝社長
 「ビル賃貸」「宅地造成および住宅販売」「住宅・マンションリフォームと緑化事業」「航空機、コンテナなどのリース」を4つの柱とした堅実経営を推進。2003年度の経常利益約7億円と、安定した収益構造を維持するのが「西部日本エンタープライズ」(福岡市、手島貞勝社長)だ。設立以来一貫する事業発展のキーワードが“創造と破壊”。これは「新しいプロジェクトを創造したうえで各事業の不採算部門を縮小・廃止し、時代の変化に対応できる経営体制の構築を図る」(手島社長)ことを意味する。
 これを実現するため今期は、(1)社員の意識改革および優秀な人材の確保(2)ホテル賃貸事業(3)レンタル事業―を重点項目に据える。(1)に関しては、中脩治郎氏が代表取締役会長へと昇格。教育の充実による社員レベルの向上および優秀な人材の確保に加えて、新規プロジェクトの展開を期待した措置だ。
 また、ビル賃貸事業に新たにホテルを加える((2))。現在20棟を数える賃貸ビルのうち古い物件をスクラップ&ビルドにより時代ニーズにあったものへと転換、賃貸ビルの再構築を図る。第1号ホテルは全国大手チェーンホテルと提携して、客室数200室程度のビジネスホテルを今年10月着工、05年の開業をめざす。さらに、急速に進む高齢化社会に対応するため、介護ベッドや車いすおよび汎用性あるパソコンなどのレンタル部門を事業化((3))する。

発売好調な発展し続ける街 富士見が丘ニュータウン

大分市南西部にある「富士見が丘ニュータウン」
 大分市南西部にある「富士見が丘ニュータウン」。「人と自然の調和」を目指し開発されたこの街から同社の歴史は始まった。約120万平方メートルという広大な敷地に、今では約2800戸、8100人が居住する。同ニュータウン内にある170区画の「桜ヒルズ」はほぼ完売。68区画の高級住宅地「ウエストステージ」も好調な売れ行きを見せる。さらに、高性能でデザイン性にも優れた「インターデコハウス」など、年間20棟程度の木造一戸建て住宅の建築も手掛ける。高齢化対応住宅など多様化する生活環境の変化にも対応できる住宅の新築やリフォーム事業も行っている。
 航空機、ヘリコプター、船舶、コンテナ、コンピューター、新聞印刷輪転機など多岐にわたるリース事業も好調を維持する。要介護者や軽い痴呆症患者など民間病院と提携した介護施設など、高齢化社会と環境に対応した施設の拡充も図る方針だ。
 時代のニーズに応えながら新しい付加価値を創造する経営方針が好調の要因にある。

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