2004年8月号86ページに掲載
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力の源カンパニー

国内・アジアを見据えた事業展開で着々と進む総合粉食産業の確立



右肩上がりの業績伸長20周年には年商60億円へ

河原成美社長
 ラーメン事業を中核に、飲食、コンサルティング、商品開発の4事業部門の相乗効果で、順調な業績伸長をみせる「力の源カンパニー」(福岡市、河原成美社長)。2003年の年商は約48億円で、今期目標は対前年比108%の52億円に据える。創業20周年にあたる05年の年商目標60億円達成に向けて、環境整備は着々と進んでいる。
 1985年に第1号店がオープンした「博多一風堂」は、北部九州をはじめ関東、関西、中部、北海道の各地区へと店舗網を拡大している。今では25店舗となり、年内には30店舗を超えることが確実、08年までに全国45店舗を目指している。飲食事業は福岡以外では東京・西麻布に続いて京都への中華めん居酒屋「五行」の出店を計画する。また、沖縄風テイストをふんだんに取り入れた「行集団四郎商店」や、木火土金水(もっかどごんすい)をテーマにした個室でゆったりと焼酎を楽しめる「はなれ一番座」、「NOODLE & SWEETS」をコンセプトとする「虎的麺厨房(タイガーキッチン)」など、個性的な店舗は何れも多くのファンを獲得している。
 こうした事業展開で培った経営ノウハウをベースに、事業計画から運営サポートまでを一貫して支援するのがコンサルティング部。上場企業を中心に10社超の飲食店起業や事業の立ち上げを手掛けてるなど、順調に実績を積み上げている。

上海での本格的出店元年 企業体質強化と環境整備も

中国・上海市で展開する「78一番ラーメン」
 中国進出の拠点となる「Big Apple」を中国・上海市にオープンしたのが2000年。現地企業と合弁会社を設立し、現地ブランド「78一番ラーメン」を出店している。本格展開の元年と位置付ける今年は2月15日に第1号店がオープン。以来、6月までに3店舗を開店した。さらに、年内には5〜7店舗の出店を計画している。日本の代表的な食文化をラーメン発祥の地で定着させるため、中国人の好みに合わせたスープやめんの製造工場の建設も現地で進んでいる。
 また商品開発部は、「一風堂」に端を発する味を維持しながら、より高品質な商品の開発を手掛ける。03年6月に完成した中央研究所では、科学的要素からの研究・開発が進むなど、「総合粉食産業の創生」は着実に具現化している。
 創業20周年の05年を万全の体制で迎えるため、企業体質の強化と環境整備も積極的に推し進めている。「今後も事業が拡大し続けるために、人材育成はもちろん、出店戦略、財務戦略など中長期的な視野を持って取り組みたい」―05年を1つの節目に河原社長の思いは、その先にあるさらなる事業展開を見据えている。

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