2004年4月号130ページに掲載
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九州の大学2004 企業の採用担当者

●第一交通産業・武石 重裕執行役員総務部長
NECソフトウェア九州・牧野 功次郎経営管理部総務マネージャー
●セントラルユニ・西村 智城人材開発課長
●福岡日産自動車・仲村 崇文総務部経理グループ長
●作州商事・蔵本 吉也人事部課長
●マックスバリュ九州・須田 和生人事部長

 

第一交通産業 武石 重裕執行役員総務部長
 「熱中すべきときに熱中できる人材」

 業種 タクシー、マンション事業:採用人数 学部・学科問わず20人程度(いずれも幹部候補生)
 毎年 20人程度の採用を続けているが、当社は全国に事業所があるため、北九州以外の勤務が可能なことが採用条件となる。
 採用基準は(1)常に新しい柔軟な発想が持て、行動力がある(2)積極的に仕事に取り組む姿勢が見える(3)協調性があるか(4)目標を決めたら絶対にあきらめない−以上の4つで、1次の筆記(一般教養、論文)・面接、2次の面接、3次の最終役員面接で優秀な人材を見つけている。
 特に面接で重要なことは、自分の考えをはっきり言うこと。模擬面接を受けたりして、就職試験に慣れることも必要かもしれないが、何度か面接を受け、長い時間話をしたり、意外な質問をすると、その人の本性は出てくるものだ。学生時代に懸命に取組んで、自分なりに学んだ考えをはっきり言うことが大切である。分かりやすく言うと、「熱中すべき時に、熱中できる人」、「のぼせる時にのぼせられる人間」を求めている。九州地区の学生からの応募が多いが、当社は全国規模での募集を行っている。
 

NECソフトウェア九州 牧野 功次郎経営管理部総務マネージャー
 「的確なコミュニケーション力」

 業種 ソフトウェア開発:採用人数 学部・学科問わず30〜40人程度(経験者採用も含む)
 ここ数年、少し採用を抑制してきたが、業績は順調に伸展しており、増員に対するニーズも強くなっているので、05年度は30〜40人程度の採用を予定している。お客さまに最適なソリューションをご提供する当社にとっては、人材が最大の財産であり、採用に当たっては知識以上に物事に取り組む姿勢や対人対応力など、人間的側面を重視している。
 ソフトウェア開発のプロジェクトの中には百人近い規模のものもあり、それらを着実に進めていくためには、相互のコミュニケーションが大切になってくる。また、お客さまやパートナー企業さまとの意思疎通の機会も多いため、状況に応じた的確なコミュニケーションがとれ、上司の指示待ちではなく自ら判断して行動できる人を望んでいる。
 社員個々の能力を伸ばすため、教育制度の充実に力を入れており、意欲のある人が積極的に自主選択した教育を受けられる仕組みを導入している。入社後は自分のブランド力をどんどん高めていっていただきたい。
 

セントラルユニ 西村 智城人材開発課長
 「前向きで、目標に向かって挑戦できる人」

 業種 医療機器製造・販売:採用人数 理系1人(技術系)、文系2人(営業)、5人程度
 当社へのエントリーは、インターネットの就職情報サイトで行っている。
 採用試験は1次の筆記試験(一般常識、適性、作文)、2次の面接、3次の役員面接となっており、出身大学よりも人物を優先した選考を実施している。
 1次試験の作文では、その時々の話題や、自分の将来像についてなど、毎年ごとにさまざまなテーマを出題している。また面接では、当社が求める人材要件に沿って、それにふさわしい人物であるかを判断する。
 当社は全国に支社があるため、転勤は不可避であり、全国どこへでも行って自分の力を試してみようという向上心の強い人材を求めている。
 ともすれば、最近の学生は地元志向が強く、おとなしいようだが、何事にもチャレンジ精神を持ち、前向きに進んでもらいたい。
ナンバーワンになってこそオンリーワンにもなれる。果敢に挑戦し、それぞれの分野における頂点を目指してほしい。
 

福岡日産自動車 仲村 崇文総務部経理グループ長
 「お客さまへの対応ができ心をつかめる人」

 業種 自動車の販売・リース、整備など:採用人数 文系(営業部門)10人程度 理系(サービス部門)20人程度
 「心を込めて応接しお客さまの信頼を得る」から始まる社是に集約されるように、自動車販売は当社の生命線。営業部門はもちろん、整備・点検などのサービス部門についても、お客さまへの応対がきちんとできる「心をつかめる人」が求める人材である。
 これを浸透させるべく、日産グループの社内教育基準「基本対応スタンダード」を実行しており、お客さまに対するあいさつからお見送りまでのあらゆる営業活動についてマニュアルを徹底することで、的確な対応力、行動力を発揮できる人材育成に努めている。
 採用スケジュールは、まず日産グループの合同説明会を2−3月に、会社説明会を4月、5月には入社試験を実施する予定。試験は適性検査と一般常識、国語、数学の3科目。入社後は1週間の研修を経て、2−3カ月ごとに1日間のOJT研修を繰り返すほか、販売士の資格取得を奨励し営業スキルの向上を図っている。
 

作州商事 蔵本 吉也人事部課長
 「素直で前向き、好奇心と向上心を持つ」

 業種 分譲マンションの開発・販売、フランス菓子店の運営など:採用人数 文系・理系を問わずに20人程度
 できるだけ、多くの新卒大学生の可能性や個性を見ていきたいので、特に決まった人材像はないが、あえて挙げるなら「素直で前向き」なタイプを採用したい。
 ある程度の技能や実績があり、即戦力としての期待が高い中途入社組に対して、大学生はまだ「白紙の状態」。これから本人の努力次第でどんな輝きも放つ原石といえる。入社後には、先輩社員とコンビを組んで、現場に向かい仕事を覚えていくわけだが、そのときには、どんなことにも興味をもって当たり前に受け入れ、着実に自分のものにしていこうという好奇心と向上心が大切である。
 出身大学や学部などは一切関係なく、実際のビジネスの中で、役立つ力を体得できるかどうか。特にマンションの営業では、生身の人間との折衝から学び取るものが大きい。問われているのは学歴ではなく、学力。これは新入社員に限ったことではないが、そういったスタンスをもち続けている社員が、成長していることも事実だ。
 

マックスバリュ九州 須田 和生人事部長
 「変革、行動のできる人材を求める」

 業種 食品スーパー:採用人数 文系30人程度
 当社は全国にジャスコを展開する大手スーパー・イオン(千葉市)のグループ企業で、旧寿屋の食品スーパー「くらし館」を引き受け、02年3月に設立。昨年11月に同じ「ハロー」「西九州ウエルマート」の2社と合併、九州全県で92店舗を展開する地場上位の食品スーパーとなった。今後毎年10店舗程度は出店を予定するため、来春採用に動いている。
 採用方法は適性検査と面接で、現場経験を重視するため入社後は研修を経て店舗に配属。いずれは店長などの運営責任者や事業部責任者など、将来を担う人材として育成する。当社が望む人材像はお客さまの視点でサービスや売り場展開などを自ら考え出して実行、最後まで責任を持って取り組む自己完結型。ニーズの変化に対応できる敏感な「気づき」の力を求める。
 住宅制度、保養施設などの福利・厚生はイオングループに準じ、研修やセミナーもイオンの施設やノウハウを活用。業容拡大で成長する量販店として、入社後は活躍の場を大きく開いている。

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