北九州市立大学 浅野 俊一学生部学生課長
「教職員一体となって高い資質の人材育成」
01年度に新設した国際環境工学部の第1期生を来年3月、いよいよ社会へ送り出す。同学部では約240人の学生に対し、就職支援委員を中心とした70人を超す教員がきめ細かな進路指導を実践しており、第1期生が見事に就職を勝ち取ってくれるものと確信している。また文系4学部においても、教職員が一体となった進路就職指導体制を敷いている。
本学では将来のキャリア形成に刺激を与えるため、社会で活躍する先輩の生の声を聞かせる講演会や座談会をはじめ、インターンシップにも積極的に取り組み、05年度は約130人の学生がインターンシップを体験した。こうした取り組みを今後も推進するとともに、今年度は就職活動に入る3年次からの就職支援事業だけでなく、低学年生向けに進路適性検査を実施するなど、低学年からキャリア形成について考える支援事業を学部教員と協力して行っていく予定だ。また携帯電話世代の学生たちに対し、メールによる情報発信や最新の情報技術を駆使した学内グループウェアによる就職情報を提供するなど、本学の伝統となっている教職員一体となったきめ細かな支援体制を強化していく。
九州産業大学 平木 泰之就職部就職課長
「入学年次からキャリア支援の強化」
03年度の就職状況は「早期化・長期化・厳選採用」が一層強まり、前年度にも増して厳しい状況となっている。こうした中、本学学生の就職率は何とか前年並みの84%程度になると予想している。
本学では(1)キャリア教育の推進(2)学生指導の徹底(3)企業セミナー開催によるマッチングの推進(4)学部・学科で計画している就職対策行事などの支援―を基本方針としている。
特にキャリア教育については、大きな柱と考え、入学時に「就職オリエンテーション」、さらに後期には1・2年次生対象の「就職入門講座」を開催。また就職観、職業観、社会人としてのマナーなどを学ぶ全学共通講座「キャリア開発論」を開講(単位認定)するなどさまざまな形でキャリア教育を推進する。また独自のインターンシップやスキルアップのための各種資格取得講座も一層の充実を図る。
新しい取り組みとしては、昨年9月に発足したジュニアアドバイザー制度が好評だ。これは就職が決定した4年生が3年生に対し助言指導を行うもので、前年度は19人のスタッフが支援を行ってきた。卒業時にはキャリアアドバイザーの認定を行い、ホームページ掲示板の活用などにより後輩への指導を行う。
九州情報大学 福永 純三就職対策委員長
「3つの柱を据え、キャリア開発に取り組む」
本学では、03年度に第3期の学部卒業生と、初めての大学院修士課程の修了生を社会に送り出す。こうした環境下、学生諸君は元気に就職活動に取り組んでいる。
本学における就職指導は「大学時代とは、学生一人ひとりのキャリアをより明確にする時期である」という考えに基づき、社会性と協調性を兼ね備え、積極的で自立的なキャリア開発に取り組めるように個々の学生を支援している。就職対策室の取り組みは、大きく3つの柱から構成される。
(1)主として2年生から、キャリア開発の意識高揚のための講演、自分を理解する、能力を開発する、就職のための方法論を知る―などの各種講座を実施
(2)キャリアのための個別のカウンセリングの実施
(3)ITを用いた就職活動にともなう各種情報の整理とデータベース化、およびその活用
これらに加え、起業家を目指す学生に必要な情報・ノウハウの提供や、2年次から実施するインターンシップについても、全学をあげて取り組んでいる。ともすれば知識偏重になりがちな現代、人間性を大切にしながら、就職難の時代を生き抜く支援をしている。
西南学院大学 坂井 啓学生部就職課課長
「EQテストWEB版を新たに導入」
本学は就職課と学生部長や各学部長で構成される就職委員が一体となり企業訪問を展開している。
03年の就職率は90.5%、今年も前年並みを維持しそうである。。就職決定先を見ると、大手、準大手、中小企業など幅広い分野に進出しており、国家および地方公務員も多数輩出している。こうした背景には、学生の就職意欲もさることながら、本学OB・OG多数が社会で活躍していることも見逃せない。
就職説明会、各種対策講座、キャリア支援ガイダンスなどさまざまな支援体制を整えているが、今年から新たにEQテストWEB版を実施した。これは心の知能指数と言われるEQをテストによって分析し、学生の自己管理を手助けし、進路選択に役立てようというもの。パソコンを使用して診断テスとを行い、その後、ガイダンス、コンサルティングを通して「心内知性」「状況判断知性」「対人関係知性」の3つの能力を伸ばすことを主としている。またインターンシップにも積極的に参加。この制度は会社や仕事を知る絶好の機会であり、進路選択に関して大きな判断材料となる。第7回目となった今年も60人以上を派遣、意識向上に大いに役立っている。
崇城大学 市原 信昭就職部次長
「地元に固執せずどこへでも行く覚悟を」
毎年93〜95%という高い就職率を維持しているのは、全国各地から学生が集っており、就職先を地元に固執しない傾向があるためだ。その分、企業が集中する関東、関西方面への就職が多くなり、高い就職率へとつながっている。
企業の採用は年々早まっており、就職部としてもガイダンスをこれに合わせるなどの対策を取っている。1、2年生への取り組みとしては、就職講演会を数回行い、まず就職への意識を高めることから始める。本格的には3年次から行うが、夏休みを挟み自己分析を徹底的に行った後、10月から企業研究や履歴書の書き方など約20回にわたりガイダンスを行う。また約80社が集う合同企業説明会には、多くの学生が参加。就職意識が一段と高まり、自分が将来やりたい仕事を明確にする。
学生本人はもちろんだが、保護者向けの説明会も重要だ。最近は少子化の影響で、地元での就職を望む親御さんが増えている。そのため北海道から沖縄までの18地区で毎年保護者懇談会を実施する中で、最近の就職状況の厳しさなどを説明、就職のためには地域にこだわらない重要性をアピールし、理解を求めている。また卒業後もアフターフォローを行うなど徹底した支援体制も特徴となっている。
筑紫女学園大学 関 彰就職対策室室長
「『就職合宿』 で、先輩が後輩に指導」
本学では就職対策室に職員7人を配置 、学生一人ひとりに対しきめ細かな対応を行っている。昨年の就職率は90%と文系の大学ではトップクラス。「就職の筑女」のバックボーンには、短大を含めた数多くの卒業生たちの実績がそのまま本学への高い評価へとなっている。
就職支援では、キャリア支援科目を単位に含めたり、インターンシップでの実社会経験、卒業証書のほかに資格合格証2枚を持って社会に巣立っていく「卒業証書3枚運動」など、さまざまな支援活動を行っているが、中でも本学最大の特徴は「就職合宿」に代表される「先輩による指導」である。1泊2日で行われる合宿では、就職が決まった4年生がこれから就職を目指す3年生に対し、自らの体験を踏まえ、自分を知ることの大切さや就職活動を行うに当たっての心構えなどを詳しく指導している。このほかにも4年生による自主運営の「先輩ゼミ」などを通じて、3年生は先輩の姿に触発され、卒業後もメールなどのやりとりで就職アドバイスを受ける場合も多く見られる。このように先輩が後輩を育てていくのはまさに本学ならではの伝統である。
中村学園大学 宮元 純孝就職課課長
「就職活動にきめ細かな個別支援を充実」
新卒者の採用状況が年々厳しさを増す中、02年度の本学の就職決定率は97.4%(短大97.8%)を達成。03年度も前年を上回る推移で、実学を重んじて教育する本学にとって「就職の中村」を実証できたと自負している。これも採用先の皆さまの本学に対する評価の反映と受け止め深く感謝している。
中でも、初めて卒業生を輩出する流通科学部1期生の就職状況が2月下旬で95%を超え大変好調。採用先も流通業界に限らず異業種にも幅広く行きわたっており、卒業後の活躍を大いに期待している。1期生については大学としても広報面に力を注ぐとともに、就職促進委員会や専門委員会を設け、教授陣や職員などを総動員して全学一体で就職支援に取り組み、数多くの企業を訪問させていただいたことも成果に結び付いているようだ。「企業の役に立つ人材」を目標にインターンシップや高名な経済人に講演していただく寄付講座なども実施、人材育成に努めている。
本学の就職支援の基本方針は「すべての学生、一人ひとりに対するきめ細かなサポートに全力を挙げて取り組むこと」に尽きる。求人先の皆さまにおかれましては、是非本学学生とご面談賜りたい。
福岡大学 立花 時弘就職・進路支援センター事務室長
「2つの施策を追加し支援体制を一段と強化」
本学では今年から新たに2つの施策を増やし、就職支援体制を一段と強化した。
まず1点目は就職・進路支援センター相談員の増員だ。本学では相談業務に力を入れており、センターには相談員とキャリアカウンセラーが常駐、進路に関する悩みや相談を受け付けている。今回増員した方々は過去に一般企業で人事採用担当の経験があり、企業側から見た採用基準や判断などを的確にアドバイスすることが可能となった。
2点目は就職が決定した4年生に「学生アドバイザー」になってもらい、自らの体験談などを後輩へ指導してもらうもの。学生はあくまでボランティアではあるが、母校のためにと多くの学生が参集、生き生きと活動している。
就職状況があまり好転しない中、当センターでは平成16年度から1年次からのキャリア教育の一環としての講座を開設する。入学時から進路についての意識を持たせ学生生活の送り方や将来の目標を明確にすることなど、有意義な生活を送るための助言を行っていく。また早期から実施しているインターンシップについても福岡県インターンシップ推進協議会と連携を取りつつ、さらなる拡充を図っていきたい。
福岡工業大学 笹田 茂男学生部事務部長
「進路設計をカリキュラムに組み込む」
03年の最終就職率は95.6%。厳しい就職情勢の中、今年もこの数字を維持できそうな勢いだ。これは地元での就職に固執せず、首都圏をはじめ県外企業に対し、積極的にトライした結果である。
卒業生の活躍により、今年の企業交流会には約300社が参加、本学学生の評価が年々高まっている。こうした動きをさらに加速すべく、今年から関東、関西など遠方への就職受験に対し、交通費を大学側が全額負担することにした。この給付に対し400人以上が希望、県外就職の意欲が一段と高まっており、定着させたいと考えている。
本学ではいかに就職意識を植え付けるかという問題に対し、2年次のカリキュラムの中に「進路設計」を組み込み、さらに3年次では「インターンシップ」を正課科目とした。そのため、事務局は就職斡旋に専念でき、個々の学生に対しきめ細かな具体的指導を行うことが可能になった。また例年開催している父母への説明会を、今年は12カ所で開催。就職の現状説明とともに、就職への理解と後押しをお願いした。例年3月に行っている学内合同企業説明会を1カ月早めるなど、早い取り組みも効果を上げている。
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