2004年4月号125ページに掲載
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九州の大学2004

福岡工業大学


「産学連携が着実に実を結ぶ」


青木 和男学長
 本学では「すべての学生のために」を基本理念に「充実した施設・設備」「丁寧な教育内容」「エキサイティングな研究活動」「確実な就職」の4つを目標に掲げている。また21世紀の重要なキーワードといわれる「情報技術」「モノづくり」「環境」の3つを重点教育とし、問題を発見して、それを解決する能力のある創造力豊かな自主性、自律性を備えた人材育成を行っている。

産学連携に積極的に取り組み 新製品を生みだす

学内で開催した産学官交流フェア
 本学では国が目指す「科学技術創造立国」の重要性を早くから認識し、2000年に九州の私学では初めて産学連携を推進する組織「実用化技術研究所」を創設、産業界との連携によりアイデアの実用化を目指す研究開発を推進してきた。
 流体力学の研究から生まれたゴルフ打球初期条件計測装置および3次元飛翔軌跡計算と表示を行う装置「ピタゴラス」は本学の知能機械工学科・溝田教授とスポーツ用品メーカーミズノ(株)が共同開発したもの。ヘッドスピード、打ち出し直後のボールスピードなどから打たれたボールがどのように飛んでいくかを正確に計算・表示するだけでなく、ゴルフボールを実際に打つことにより、自分に合ったクラブを選ぶことが可能な装置だ。
 また地元企業の(有)田中珍味と共同開発した「家庭用豆腐製造機」は文字通り家庭で簡単に豆腐を作る機械。昨年北九州市で行われた「九州・国際テクノフェアIT2003」ではおいしいと大好評で日米両国に特許出願中だ。04年6月には「とうふすていしょんR」の商品名で発売が予定されているほか、知能機械工学科・河村研究室が開発し、九州計測器で製品化された「磁力支持天秤装置」は、これまで困難だった風洞実験を実現できる夢の支持装置で、科学技術振興事業団理事長賞を受賞した。このように産学連携の取り組みが着実に実を結び、続々と製品化されている。

社会環境学部がISO14001の認証を取得

モノづくりセンターで創作を楽しむ学生たち
 重点教育の3つの大きな柱の1つ「環境教育」についても、これまで月1回、学生と教職員が地域の方々とともにキャンパス内外の清掃を行う「キャンパスクリーンデイ」やキャンパス内での「歩行喫煙撲滅キャンペーン」、自治体からの補助金を活用した「空き缶回収機」の設置とリサイクルの呼びかけといった地域社会との協働によるエコタウン推進事業を展開してきた。
 こうした中、昨年12月に本学社会環境学部が環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得した。福岡県内の大学で初の取得で、「環境教育」における具体的な成果であり、今後は全学と附属高校での取得を目指していく。認証取得のための活動が貴重な経験として根づき、その力を社会でいかんなく発揮してほしいと願っている。


【理事長】 鵜木 洋二
【学 長】 青木 和男
【創立年】 1954年
【所在地】
 〒811-0295 福岡市東区和白東3-30-1
 TEL.092-606-0607(広報課)
【URL】http://www.fit.jp
【主要施設】
実用化技術研究所(産学官連携窓口)/情報処理センター(ネットワークの中枢)/モノづくりセンター(アイデアをカタチにする創造空間)/エクステンションセンター(オープンカレッジ)/ほか
【学部学科】
〔工学部〕電子情報工学科/機能材料工学科/知能機械工学科/電気工学科  
〔情報工学部〕情報工学科/情報通信工学科/情報システム工学科/システムマネジメント学科
〔社会環境学部〕社会環境学科(文系)
【大学院】
〔工学研究科〕修士課程6専攻・博士後期課程2専攻2004年4月、修士課程に「情報通信工学専攻」開設
【短期大学部】
電子情報システム学科/OA情報システム学科

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