2004年4月号122ページに掲載
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九州の大学2004

筑紫女学園大学

「社会とかかわり『社学連携』を推進」


高石 史人学長
   筑紫女学園は1907(明治40)年の学園創立以来、仏教、ことに親鸞聖人のみ教えに基づく人間教育を建学の精神に掲げ、豊かな人間力を基盤に、社会や地域に貢献できる人材の育成に一貫して取り組んでいる。
 校訓である「自律」「和平」「感恩」には、自ら考え、判断し、行動していく「自己への目覚め(自律)」、自分の周りにあるすべてを尊重し、互いに敬愛し合う「他者への目覚め(和平)」、自分を支えている大いなる恵みを知る「生命への目覚め(感恩)」という願いが込められている。

社会とかかわり「社学連携」を推進

本学はこれまで多くの卒業生を実社会へ送り出し、その活躍に高い評価をいただいている。おかげで例年就職率も高く、「就職の筑女」の伝統を享けている。だが今後のさらなる発展を見据えた時、本学のような文系大学は総合大学にない特色を打ち出すことが不可欠である。学生支援にあっては、学生一人ひとりとしっかりと向かい合い、常に学生の顔を見ながら、きめ細かな対応に教職員が一体となり取り組むことが重要だ。
 また、現代社会は、児童虐待やDVなど家庭問題が続出し、地域のつながりも薄れ、社会の基盤に崩壊の危機が兆している。この秋、高等教育機関としての役割と建学の理念の具現化という観点からも大学の知の開放に取り組み、さまざまな「社学連携」を推進したいと考えている。
 その1つとして、幸い本学は仏教に精通されている先生方を多く擁しており、本学の「国際文化研究所」の活性化を図り、生命倫理や環境倫理をめぐる異宗教間対話をはじめ、仏教の社会的実践にかかわる原理的、実践的な知の発信を計画していきたい。
 また、学生を主体とした活動の中でも地域住民との交流が盛んに行われており、地域に根差した大学づくりも推進していく。

天神イムズにサテライトを設置

 さらに社学連携の具体的な施策の1つとして、今年4月から天神イムズにサテライトをオープンすることとした。
ここでは、幅広い年代の女性たちがこころ豊かに生きるヒントや身近な暮らしの智恵を学びあえる場としたい。その柱となるのが「子育て支援プラザ」であり、「エクステンション講座」の開講である。子育ての楽しさや難しさを共有したり、若い年代から年配者向けの多種多様な講座を逐次開講予定である。筑紫女学園という名に集う多くの卒業生のバックアップを期待し、「暖かな都心の実家」ともいうべきサテライトにしていきたい。


【理事長】 井浦 順爾
【学 長】 高石 史人
【創立年】 1907年
【校訓】
 「自律」「和平」「感恩」
【所在地】
〒818-0192 福岡県太宰府市石坂2-12-1
TEL.092-925-3511
【URL】 http://www.chikushi.ac.jp
【学部学科】
〔文学部〕日本語・日本文学科/英語学科/アジア文化学科/人間福祉学科 /発達臨床心理学科
【短期大学】
国文科/英文科/生活学科/幼児教育科

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