▲扉に戻る
九州の大学2004北九州市立大学「21世紀型の大学に脱皮」
05年度から公立大学法人に内部改革を図る
これまで北九州市を経営母体とし、運営、人事、会計など大部分を市に依存する面が多かったが、今後は独立した法人として、あらゆる面で大学側が主体的に運営を行うことになる。当然、法人として経営合理化、透明化を義務づけられることになるわけだが、半面、大学の特性に基づいた自由な運営が可能となり、意思決定も迅速に行われることになる。またこれまで公務員という立場から自由に活動できなかったベンチャー企業立ち上げや企業活動も、事前の許可を得れば可能となる。 ベンチャー企業では、本学大学院国際環境工学研究科の院生が仲間の院生や国際環境工学部の研究補助員らとともに本学初のベンチャー企業「ジオクラスター」を設立し、建築設計や地理情報システムの構築、環境関連などの事業を展開中だ。これまでに中国・上海の靴下工場の管理棟や宿舎の設計を受注するなど見事な成果を収めており、今後は教職員によるベンチャー企業立ち上げに大いに期待したい。 07年度をめどに学部・学科・大学院の大幅な再編成を計画
これまで大学は真理の探究を主眼に置き、学問的に価値あるものを探求してきた。結果、象牙の塔にこもり、社会から隔離された面があったことは否定できない。20世紀の大学の価値はそれで十分だったが、大学が大衆化した現在、世界の大学の教育・研究は大きく変化。例えば自然界のメカニズムを利用し、いかに人類が生き延びていくか、より便利で環境に負担がかからない新製品をいかに開発するか、などの実用面重視へシフトしている。 本学はこうした時代の変化に合わせ、学部・学科などの再編を検討する。実践的な研究や学部生が社会に出て役に立つ教育内容を厳選し、現実社会で役立つ教育・研究へ刷新する「知の創造と活用」を具現化していく。以下はそれをまとめたものである。 ◎時代に合った学部・学科構成 学部教育は学問意義よりも時代の要請を重視する。 ◎英語教育の徹底 全学生の英語運用能力を向上させるために、徹底的な語学訓練体制をとる。 ◎卒業生の専門的能力保証 各学部・学科・専攻ごとにその分野に必要な能力、資質を確実に養う。 ◎きめ細かなキャリア教育・キャリア支援 基礎研究で人生への積極的な姿勢を引き出し、専門教育で具体的なキャリア支援を行う。 ◎重点分野における先端的研究 重点分野の大学院博士課程に資源を集中し、先端的研究で世界をリードする。 北九州の産業・経済・文化振興へこれからも貢献
北九州学術研究都市の中核組織として技術開発センターを新設、産学官連携による技術開発を行うほか、中小企業への知的支援や北九州市が推進する「産業技術・文化創造の都市づくり」の一翼を担うことを本学の使命としたい。また市民の生涯学習のために行われている「公開講座」は市民にすっかり定着しており、拠点としての充実も図っていきたい。
| |||||||
|
▲扉に戻る ●ご意見・ご感想・情報提供はこちら (尚、無記名・連絡先のないメールは削除されます) | |||||||