2004年3月号92ページに掲載
▲扉に戻る

地域浮揚のカギ握る、自治体の企業誘致

宮崎県

「全国トップクラスの進出企業数 ますます高まる宮崎の潜在能力」


県の工業振興策が着実に浸透 02年度18社進出の高実績

宮崎フリーウェイ工業団地区画図
 陸海空の交通アクセスの利便性向上による全国各都市との時間距離の短縮化により、宮崎県内の工業団地の潜在能力はますます高まっている。2002年8月には県内44市町村を総延長700キロにもおよぶ光ファイバー網で結んだ「宮崎情報ハイウェイ21」が開通。この効果や誘致対象企業の拡大、各種優遇措置の設定などが要因となり、全国トップクラスの企業誘致数(02年度は18社)を獲得している。工業振興を県政の最重要施策の1つに位置付けた取り組みは確実に根付き、新たな雇用創出と地域の活性化という効果を生んでいる。
 また、宮崎県は大学が国公私立合わせて7校、短大3校、高専1校、技術高校30校と学校が多い。毎年の理工系新卒者は年間2,500人にも上り、優秀な人材を多数排出する点も特徴だ。これに、快晴日数、日照時間が共に全国トップクラスという自然環境が好条件に加わる。優良企業が多数進出する背景には、こうした複合的要素が立地環境の魅力を高めていることが大きい。
 さらに各工業団地は、立地条件や周辺環境を最大限に生かした特色を持っている。例えば、県北の工業中核都市、日向市にある「細島4区工業団地」。現在、韓国や台湾、東南アジア航路の経由地で、今後、国際ターミナル港としての発展にも期待が高まる細島港が隣接。お隣の延岡市には、旭化成グループの工場や関連企業の集積が進行、「県機械技術センター」によるサポート体制も整っている。
 IT(情報技術)関連技術を中心とする研究開発型の工業団地が「宮崎テクノリサーチパーク」。急速な技術革新や情報化に対応するため、県工業技術センターを核施設に各機関を一体的に整備。企業ニーズに基づいた研究開発や技術指導、最新施設を完備した研究施設の開放、産学官連携による技術交流や人材育成など、進出企業の充実した支援・協力体制がある。

南九州の物流拠点へ期待 高まるフリーウェイ工業団地

宮崎フリーウェイ工業団地
 宮崎市から西へ約50キロ、霧島連山のふもとに位置する高原町にあるのが「宮崎フリーウェイ工業団地」だ。宮崎自動車道高原インターチェンジまで約1.5キロと高速道の利便性を最大限に活用できる抜群の立地環境が魅力。九州縦貫道との合流点となる、えびのジャンクションにも近く、九州一円はもとより中国・関西地方へもスムーズな輸送を可能とする。しかも、宮崎の空の玄関口である宮崎空港や鹿児島県溝辺町にある鹿児島空港、ふ頭の整備が着々と進み首都圏や関西方面へのフェリーが毎日運航するなど、海の物流拠点としての機能が高まる宮崎港へも1時間圏内である。
 この恵まれた交通アクセスに加えて、豊かな自然環境を生かしたゆとりある区画を有するのも特徴。分譲価格も1平方メートルあたり1万200円と格安だ。隣接する教育文化ゾーンでは、生活環境に配慮した文化・スポーツ施設などの整備も進んでいる。南九州の新たな製造拠点として、また、九州一円への貨物配送に最適な物流基地としての発展を目指している。

▲扉に戻る
●ご意見・ご感想・情報提供はこちら
  (尚、無記名・連絡先のないメールは削除されます)